「複数の求人媒体からの応募者管理に手間がかかる」「応募者への連絡や面接調整が大変」と悩んでいませんか?採用管理システム(ATS)なら、応募者情報や選考状況を一元管理して採用業務を効率化できます。おすすめ10選の料金・機能を比較し、中小企業向けの選び方や導入時の注意点、ATSが必要なケースまでわかりやすく解説します。
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採用管理システム(ATS)とは?
採用管理システムとは、求人への応募から選考、面接、内定までの情報を一元管理するためのシステムです。
ATSは「Applicant Tracking System」の略称です。応募者の基本情報だけでなく、応募経路や選考状況、担当者からの評価などをまとめて管理できます。
例えば、複数の求人媒体から応募がある場合、Excelへ一件ずつ転記すると管理に時間がかかります。ATSで応募情報を取り込めれば、こうした作業を減らし、応募者への対応や選考に時間を使いやすくなります。
採用管理システムの主な機能
ATSの機能はサービスによって異なりますが、代表的なものは次のとおりです。

近年のATSには、面接日程の自動調整やAIによる選考支援などを備えるものもあります。例えばHRMOS採用では、求人媒体からの応募者情報の取り込みに加え、面接日程調整の自動化やAIによる書類判定支援などにも対応しています。
必要な機能は企業によって異なるため、「機能が多いか」ではなく「自社の採用課題を解決できるか」で判断することが重要です。
採用管理システムを導入するメリット
ATSを導入するメリットは、応募者管理に必要な作業をまとめられることです。
求人媒体ごとに応募を確認してExcelへ転記する必要がなくなれば、入力作業を減らせます。また、選考状況を担当者間で共有することで、「連絡したと思っていた」「面接結果が共有されていなかった」といった対応漏れも防ぎやすくなります。
さらに、応募経路や選考の通過状況を分析できるATSなら、どの媒体から採用につながっているのかも確認できます。
単に作業時間を減らすだけでなく、採用活動を振り返りやすくなることもATSのメリットです。
採用管理システムのデメリット・注意点
ATSを導入すれば、必ず採用がうまくいくわけではありません。
サービスによっては初期費用や月額料金が発生します。また、多機能なATSを導入しても、自社で使う機能が限られていれば費用に見合わない可能性があります。
導入後の運用も重要です。選考ステータスの更新方法や担当者ごとの権限などを決めておかないと、システム内の情報が最新の状態に保たれません。
そのため、導入前に現在の採用フローを整理し、「何をATSで解決したいのか」を明確にしておくことが大切です。
採用管理システム(ATS)おすすめ10選の比較表
採用管理システムを比較するときは、料金だけでなく、得意な採用形態や機能を確認する必要があります。
ここでは、代表的な10サービスを比較しました。公開されていない料金は「要問い合わせ」としています。

HRMOS採用
HRMOS採用は、株式会社ビズリーチが提供する採用管理システムです。
候補者管理や求人媒体との連携、面接日程調整に加え、レポーティングやAIによる書類判定支援などの機能があります。初期費用は0円で、Lite・Standard・Enterpriseのプランが用意されています。年間利用料金は公式料金表での確認が必要です。
応募者を管理するだけでなく、採用データを分析しながら採用活動を改善したい企業に向いています。
ジョブカン採用管理
ジョブカン採用管理は、株式会社DONUTSが提供する採用管理システムです。
応募者管理や選考管理などに対応しており、求人媒体から候補者情報を自動で取り込めるプランもあります。初期費用はかからず、公式サイトでは月額8,500円からと案内されています。また、30日間の無料トライアルも用意されています。
比較的低コストから導入できるため、初めてATSを利用する中小企業でも検討しやすいサービスです。
sonar ATS
sonar ATSは、新卒採用と中途採用を一つのシステムで管理できるATSです。
応募者管理だけでなく、採用フローの構築、連絡・予約の自動化、評価フォーム、採用ダッシュボードなどを備えています。基本プランは初期費用なし、月額2.2万円からです。LINE連携や適性検査、採用AIなどはオプションとして用意されています。
新卒と中途を並行して採用している企業や、複雑な選考フローをまとめて管理したい企業に適しています。
HERP Hire
HERP Hireは、採用担当者だけでなく現場社員も採用に参加しやすい仕組みを備えた採用管理システムです。
求人媒体からの応募取り込みに加え、Slack・Chatwork、Googleカレンダー・Outlookカレンダーなどとの連携に対応しています。Free、Starter、Entry、Standard/Professionalのプランがあり、利用できる機能が異なります。
特に、エンジニア採用などで現場社員と候補者情報を共有しながら選考を進めたい企業と相性がよいでしょう。
採用一括かんりくん
採用一括かんりくんは、応募者情報や選考状況などをまとめて管理するための採用管理システムです。
採用活動で発生する情報を一つにまとめることで、Excelや複数ツールを行き来する負担を減らしやすくなります。
料金や利用できる機能は契約内容によって異なるため、導入を検討する場合は最新のプランを公式窓口で確認するとよいでしょう。
RPM
RPMは、株式会社ゼクウが提供する採用管理システムです。
特徴は求人媒体との連携力で、公式サイトでは400以上の媒体との連携に対応するとしています。応募者管理に加え、自動振り分け、面接スケジュール、リマインド、分析など幅広い機能を備えています。基本プランは初期費用40万円(税抜)から、月額8.5万円(税抜)からです。
複数の求人媒体を利用し、大量の応募者を管理する企業に適したサービスです。
MOCHICA
MOCHICAは、LINEを活用した採用コミュニケーションに強みを持つATSです。
応募者の選考状況や評価を管理できるほか、カレンダー、ダッシュボード、メール、権限管理などを備えています。LINEの1対1トークにも対応しており、候補者とのコミュニケーションをシステム上で管理できます。
学生との連絡をLINE中心に行いたい企業や、新卒採用で候補者フォローを重視する企業に向いています。
i-web
i-webは、株式会社ヒューマネージが提供する採用管理システムです。
新卒採用とキャリア採用に対応しており、応募者・選考管理だけでなく、採用サイトのコンテンツ作成や採用進捗の分析などにも活用できます。料金は採用規模やオプションによって個別見積もりとなっています。導入時には専任担当者による初期設定や操作レクチャーも用意されています。
採用フローを細かく設計し、運用サポートも受けながら活用したい企業に適しています。
HITO-Link リクルーティング
HITO-Link リクルーティングは、応募者情報や選考状況をまとめて管理できる採用管理システムです。
複数の採用経路から集まる応募情報を整理し、採用担当者間で共有しながら選考を進めたい場合に活用できます。
料金や具体的な対応機能は契約内容によって異なるため、自社で利用している求人媒体との連携可否を含めて、導入前に確認することが重要です。
Airワーク 採用管理
Airワーク 採用管理は、株式会社リクルートが提供する採用管理サービスです。
採用ホームページの作成、求人の作成・公開、応募者とのやり取りといった基本機能を0円で利用できます。Indeed PLUSを利用した有料掲載にも対応しており、有料オプションは3,000円から設定できます。
採用管理だけでなく求人募集も行いたい企業や、まずは費用を抑えて採用活動を始めたい企業に向いています。
自社に合った採用管理システムの選び方
ATSは機能の多さだけで選ぶのではなく、自社の採用方法に無理なく組み込めるかを見ることが重要です。
比較するときは、次の6つを確認すると候補を絞りやすくなります。

採用規模に合っているか
まずは、年間の採用人数や応募者数に合ったサービスを選びます。
年間数名を採用する企業と、毎月数百件の応募がある企業では必要な機能が異なります。大量採用であれば、応募者の自動振り分けや一括連絡などがあると便利です。
一方、採用人数が少ない企業では、シンプルなATSの方が費用や運用負担を抑えられる場合があります。
新卒・中途・アルバイトなど採用形態に合っているか
採用形態も重要な判断基準です。
例えば、新卒採用では説明会予約や学生への継続的な連絡が必要になることがあります。一方、中途採用では求人媒体や人材紹介会社との連携が重要になりやすいでしょう。
帝国データバンクの2026年度調査では、正社員の採用予定がある企業のうち、新卒採用は36.9%、中途採用は52.4%でした。自社がどの採用を中心に行うのかを整理してからATSを比較することが大切です。
利用している求人媒体と連携できるか
複数媒体を利用している場合は、連携可能な求人媒体を確認します。
ATSと媒体が連携できれば、応募者情報を自動で取り込み、手入力の作業を減らせます。一方、普段利用している媒体が連携対象外では、ATSを導入しても転記作業が残る可能性があります。
「連携媒体数」だけを見るのではなく、自社が実際に利用している媒体に対応しているかを確認しましょう。
担当者が使いやすいか
ATSは毎日のように使用するため、操作性も重要です。
特に採用担当者だけでなく、店舗責任者や面接官も利用する場合は、操作が複雑だと定着しにくくなります。
無料トライアルやデモが用意されている場合は、応募者検索や評価入力など、実際の業務を想定して操作してみると判断しやすくなります。
導入後のサポートを受けられるか
専任の採用担当者がいない企業では、サポート体制も確認しておきたいポイントです。
初期設定だけでなく、採用フローの設計や運用開始後の相談まで対応しているサービスもあります。
操作方法だけでなく、「自社の採用フローにどう組み込むか」まで相談できると、導入後の定着につながりやすくなります。
費用が自社の採用規模に合っているか
ATSの料金は、無料のものから月額数万円以上のものまで幅があります。
比較するときは月額料金だけでなく、初期費用やオプション料金も確認しましょう。例えば、LINE連携やAI機能、媒体連携などが別料金になっている場合があります。
必要な機能を先に整理してから見積もりを取ることで、不要な機能への支出を避けやすくなります。
採用管理システムに関するよくある質問
無料で利用できる採用管理システムはありますか?
無料で利用できるサービスもあります。
例えばAirワーク 採用管理は、採用ホームページ作成や求人作成・公開、応募者とのやり取りといった基本機能を無料で提供しています。また、HERP HireにもFreeプランがあります。
ただし、無料プランでは利用できる機能や応募者数などに制限がある場合があります。料金だけでなく、必要な機能を利用できるか確認することが重要です。
中小企業でもATSを導入する必要がありますか?
企業規模だけで判断する必要はありません。
中小企業でも、複数の求人媒体を利用していたり、応募者への対応漏れが発生していたりする場合はATSが役立ちます。
一方、採用が年に数回程度で応募者数も少ない場合は、Excelなどで十分管理できることもあります。採用人数ではなく、現在の管理負担を基準に判断するとよいでしょう。
Excelでの応募者管理との違いは何ですか?
Excelでも氏名や応募経路、選考状況などを管理できます。
ただし、応募数が増えると入力や更新に時間がかかり、複数担当者で最新情報を共有することも難しくなります。
ATSでは応募情報の取り込みや選考状況の更新、応募者への連絡などを一つのシステム上で行えるため、応募数や担当者が増えた場合に管理しやすくなります。
採用管理システムの費用相場はいくらですか?
料金はサービスや採用規模によって大きく異なります。
今回紹介したサービスでも、Airワーク 採用管理のように基本機能を無料で利用できるものから、sonar ATSの月額2.2万円~、RPMの月額8.5万円~など幅があります。
そのため、「平均価格」だけで判断するよりも、自社に必要な機能を決めたうえで複数サービスから見積もりを取る方が適切です。
Indeedなどの求人媒体と連携できますか?
求人媒体との連携に対応しているATSは多くあります。
ただし、連携できる媒体や連携方法はサービスごとに異なります。例えば、求人情報の掲載までできるサービスと、媒体から応募者情報を取り込むことを中心とするATSでは仕組みが異なります。
現在利用している媒体がある場合は、サービス名だけで判断せず、具体的な連携範囲まで確認しましょう。
応募獲得に課題がある場合はFREE JOBへご相談ください

ATSは応募後の管理には役立ちますが、求人を掲載しても応募が集まらない場合は、求人媒体や求人原稿そのものを見直す必要があります。
FREE JOBは、忙しい企業や店舗に代わって求人掲載を支援するサービスです。大手採用メディアへの掲載支援に加え、募集要項をもとにした求人ページの自動生成、掲載内容や募集内容について相談できる採用コンシェルジュを提供しています。
そのため、「どの求人媒体を使えばよいかわからない」「複数媒体を管理する手間を減らしたい」「求人を出しているものの応募が集まらない」といった企業に向いています。
採用管理だけでなく、応募を集める仕組みから見直したい場合は、FREE JOBへお気軽にご相談ください。
無料で資料をダウンロードまとめ:自社の採用課題に合った仕組みを選び、採用活動を効率化しよう
採用管理システム(ATS)は、応募者情報や選考状況を一元管理し、採用業務を効率化するためのツールです。ただし、サービスによって対応する採用形態や機能、料金は異なるため、自社の採用規模や利用している求人媒体などを比較して選ぶことが重要です。
また、ATSが適しているのは、主に「応募は集まっているものの、その後の管理に課題がある企業」です。求人への応募自体が少ない場合は、ATSの導入よりも求人媒体の選定や求人原稿の改善を優先した方がよいケースもあります。
まずは「応募獲得」と「応募後の管理」のどちらに課題があるのかを整理しましょう。そのうえで自社に必要な仕組みやサービスを選ぶことが、無理なく採用活動を改善していくためのポイントです。