求人サイトや求人広告の活用、転職フェアへの参加など、人材募集の方法にはさまざまな種類がありますが、昔ながらの王道といえるのが「ハローワーク」です。正式名称を「公共職業安定所」といい、その名の通り国が運営する公共の就職支援機関のため、求職者に対する仕事紹介などのサービスを無料で行うほか、企業の求人も無料で掲載することができます。
今回は、採用活動を行う前に押さえておきたい、ハローワークの特徴と求人掲載までの流れについて詳しく解説していきます。
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ハローワークの特徴
国が運営する公共の就職支援機関「ハローワーク」。全国およそ540箇所に設置され、地域の総合的雇用サービス機関として職業紹介や求職支援、企業の雇用対策といった雇用に関するさまざまなサービスを提供しています。その特徴は求人を掲載する企業も、仕事を探している求職者も双方が無料で利用できるということ。若い世代から定年退職後のセカンドキャリアを目指す世代まで、幅広い年齢層が利用していて、特に地方採用には有効的です。
また、ハローワークに掲載した求人は、ハローワーク内に設置された端末で閲覧できるだけでなく、ハローワークのインターネットサービスや求人検索エンジン「Indeed」などのサービスにも掲載されるのも企業にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
企業がハローワークに求人を掲載するメリット・デメリット
求人媒体や人材紹介など、さまざまなタイプの求人サービスの中でも、定番中の定番といえる「ハローワーク」ですが、実際に求人を掲載した後で「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、あらかじめメリットだけでなくデメリットの部分もきちんと理解をしておくことが大切です。では、企業がハローワークに求人を掲載することで、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
【メリット】
採用コストを抑えられる
最大のメリットは、やはり費用が一切かからないという点です。求人媒体や人材紹介などの求人サービスを利用する場合、数十万円という掲載費がかかるのが一般的です。一方、ハローワークは厚生労働省が管轄する公的な機関のため、求人を掲載する企業も、仕事を探す求職者も双方に費用が発生しません。できるだけコストを抑えて採用活動をしたいとう企業にとっては心強い味方だといえるでしょう。
利用者が多い
厚生労働省の調べによると、ハローワークを利用する人の数は1日あたり約17万人と非常に多いのが特徴です。若い世代から60代以上まで幅広い年齢層の人が求人検索をしているため、より多くの人に求人を目にしてもらうことで、希望の人材に出会えるチャンスも高くなります。
安心感がある
ハローワークは厚生労働省が管轄する公共の就職支援施設ということで、企業側はもちろん求職者にとっても、安心してサービスを利用することができるのもメリットのひとつといえるでしょう。
掲載期間の延長がしやすい
ハローワークへの求人掲載期間は、「求人掲載が受付された日から翌々月の末日」までと決まっていますが、求人への応募がないまま期限を迎えた場合も、再掲載を依頼するだけで期間を延長することができます。面倒な書類作成や申し込み手続きなども不要です。
【デメリット】
広域の求人募集には不向き
ハローワークでは管轄する地域のみの求人を掲載するのが原則です。そのため、求人掲載を依頼するハローワークが設置されている地域以外の、広い地域を対象に求人募集をしたい場合には効果は期待できません。
雇用保険などに加入していない場合は利用できない
ハローワークへの求人掲載は、労災保険と雇用保険に加入している企業が対象のサービスです。そのため、これらの保険に未加入の場合は利用することはできません。
登録に手間がかかる
ハローワークへの求人掲載は求人媒体や人材紹介サービスなどを利用するのと比べて、登録に手間がかかるという点もデメリットとして挙げられます。求人掲載に必要な事業所登録シートや事業所地図登録シート、求人申込書などの書類はハローワークへ出向いてもらう必要があるため、忙しい採用担当者にとっては負担が増えてしまう場合も。
ハローワークに求人掲載する方法と掲載までの流れ
ハローワークに求人を掲載する際には、以下の手順で行いましょう。
事業所情報登録を行う
初めてハローワークを利用する場合には、事業所登録をする必要があります。所轄のハローワークへ直接出向き、「事業所登録シート」と「事業所地図登録シート」を記入・提出しましょう。
求人申込書を作成し提出する
事業所登録が済んだら、求人申込書を作成して提出します。「事業所情報」と「事業所地図情報」が登録済みで、過去にハローワークで求人掲載をしたことがある企業に限っては、「ハローワークインターネットサービス」を利用することができ、インターネット上で求人掲載の仮申込みが可能です。
ただし、ネットでの仮申込を行った場合は、申し込みから7日以内にハローワークへ出向き完了手続きを行わなくてはいけません。その際には、ハローワークでの求人申込書の記入は不要です。
申し込みが受理され、求人票と事務所確認表を受け取る
申込書をハローワークに提出後、書類が受理されると「求人票」と「事務所確認表」が発行されて手続きが完了です。
求人情報が掲載される
受付が完了した求人情報は、ハローワーク内の求職者用パソコンだけでなくインターネットハローワーク上で公開され、誰でも見ることができるようになります。
求人申込書を書くときのポイント
求人申込書に書かれた労働条件や仕事内容などは、そのまま採用後の労働条件になることが原則です。そのため、求人申込書を作成する際には、職種、就業場所、雇用形態はもちろん、賃金や仕事内容などをできるだけ具体的に記載するように心がけましょう。また、ハローワークの窓口では、求人申込書を作成の際のアドバイスを受けることも可能です。
ハローワークへの求人掲載にはデメリットもありますが、無料で長期間求人情報を掲載することができるため、他の求人サービスと併用するなどして上手に活用していきましょう。
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