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採用トラブルを防ぐためのポイントと対策|よくある事例と防止策を解説

採用トラブルはなぜ起こるのか?選考・面接・内定・入社後に起こりがちな採用トラブルの原因や具体的な事例を整理し、未然に防ぐための実践的な対策を解説します。採用担当者や経営者が、トラブルを回避しながら安全に採用活動を進めるための実務ガイドです。

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選考・面接時に起こりやすい採用トラブル

採用トラブルの出発点になりやすいのが、選考や面接の段階です。この時点では雇用関係が成立していないため見過ごされがちですが、内定辞退や早期離職、条件を巡るトラブルなどにつながるケースも少なくありません。

それでは、選考・面接時によく見られる採用トラブルの具体例を見ていきましょう。

不適切な求人広告・面接によるトラブル

選考・面接時のトラブルで多いのが、求人広告や面接で伝えている内容と、実際の業務や条件にズレがあるケースです。意図的な虚偽でなくても、表現が曖昧だったり、良い面だけを強調しすぎたりすると、応募者が実態と異なるイメージを持ってしまいます。

さらに、面接中の不用意な発言や質問によって、応募者を不快にさせてしまうケースもあります。こうした対応は、選考辞退だけでなく、口コミや評判の低下といった形で影響が広がることもあるため注意が必要です。

面接時に注意すべき具体的なNG質問については、「【トラブルになる前に】採用面接時のNG質問を一覧で紹介」で詳しく解説しています。

面接のドタキャン・連絡が取れないケース

面接当日に応募者が現れない、あるいは途中で連絡が取れなくなるケースも増えています。一見すると応募者側のマナーの問題に思えますが、企業側の対応が影響していることもあります。連絡が遅い、面接日程の調整が一方的、といった対応は応募者の不安や不信感を高め、結果としてドタキャンにつながりやすくなります。

応募者との情報の齟齬によるトラブル

仕事内容や求める役割、働き方に関する情報が十分に共有されていないと、選考中に話が噛み合わなくなります。企業側が当然だと思っている前提が応募者に伝わっていないケースは多く、こうした小さな齟齬が積み重なることで、選考辞退や内定後トラブルの原因になります。

内定・不採用時に起こる採用トラブル

この段階は、企業側としては「選考が一区切りついた」と感じやすい一方で、応募者にとっては結果や条件が明確になる重要な局面です。そのため、連絡の仕方や伝え方次第では、不信感を抱かせてしまったり、思わぬ誤解を生んでしまったりすることがあります。

ここからは、内定・不採用時によく見られる採用トラブルについて、具体的なケースごとに見ていきましょう。

不採用連絡をきっかけに生じるトラブル

不採用の連絡が遅れたり、定型的な通知のみで応募者への配慮が感じられない対応をしてしまうと、不満を招きやすくなります。対応次第では、企業に対する悪い印象が残り、口コミや評判に影響を与えることもあります。

内定取り消しに関するトラブル

内定後にやむを得ない事情で取り消しを行う場合でも、その進め方には細心の注意が必要です。十分な説明がないまま一方的に内定を取り消すと、法的なトラブルに発展する可能性も否定できません。

入社日の調整ができないケース

入社日について十分なすり合わせを行わないまま内定を出すと、企業と応募者の都合が合わず、トラブルに発展することがあります。たとえば、企業は早期の入社を前提としていた一方で、応募者は現職の引き継ぎや退職交渉に時間がかかり、希望する入社日が大きくずれてしまうケースです。入社日は条件の一部として捉え、内定前後の段階で具体的にすり合わせておくことが重要です。

条件・処遇の認識違いによるトラブル

採用トラブルの中でも、条件や処遇に関する認識違いは特に深刻になりやすいポイントです。給与や勤務条件といった要素は、応募者の生活や将来設計に直結するため、少しの認識のズレでも大きな不満や不信感につながりやすくなります。

選考の段階では問題にならなくても、内定後や入社直前に条件面を再確認した際に違いが発覚し、辞退やトラブルに発展するケースも少なくありません。ここでは、条件・処遇を巡って起こりやすい具体的なトラブルを見ていきましょう。

求人情報と実際の条件の齟齬

求人票に記載した条件と、実際に提示する条件が異なる場合、応募者の信頼を大きく損ねてしまいます。たとえば、仕事内容や勤務時間、残業の有無などについて表現を簡略化した結果、応募者が想定していた内容と実態に差が生じるケースは少なくありません。企業側としては「細かい点の違い」と考えていても、応募者にとっては判断材料そのものが変わってしまうこともあります。こうした認識のズレが内定後や入社直前に発覚すると、「話が違う」という不満につながり、辞退やトラブルに発展しやすくなります。

給与・希望年収をめぐるトラブル

給与や年収をめぐるトラブルも、条件面の中で特に起こりやすいポイントです。提示した金額そのものだけでなく、残業代の扱いや賞与の有無、評価制度との関係が十分に共有されていないと、認識のズレが生じやすくなります。給与は生活に直結する条件であるため、不満が表面化しやすく、内定辞退や入社後のトラブルにつながる可能性が高い点に注意が必要です。

入社後に発生するトラブル

無事に入社しても、採用トラブルが完全になくなるわけではありません。入社後のトラブルの多くは、選考や内定時には表に出なかった認識のズレや不安が、実際の業務や職場環境に触れることで顕在化することによって起こります。

ここでは、入社後によく見られる採用トラブルについて、具体的なケースをもとに確認していきましょう。

入社日に出社しない・早期離職

入社日に出社しない、あるいは短期間で退職してしまう背景には、入社前に抱いていた期待と実際の業務内容や職場環境とのギャップがあるケースが多く見られます。こうしたギャップは、仕事内容だけでなく、人間関係や業務量、評価のされ方など、複数の要因が重なって生じることも少なくありません。結果として早期離職につながると、再採用の手間やコストが発生し、現場にも負担がかかるため注意が必要です。

経歴詐称が発覚したケース

入社後に経歴詐称が判明した場合、企業は対応に苦慮することになります。たとえば、実務経験や資格について事実と異なる申告があった場合、配属や業務内容の見直しを迫られるケースもあります。このようなトラブルの多くは、採用段階での確認が不十分だったことが原因です。書類の内容をそのまま受け取るのではなく、面接時の質問や過去の業務内容の確認を丁寧に行うことが、リスクを下げるポイントになります。

メンタルヘルスを巡るトラブル

メンタルヘルスに関する問題は、配慮が必要な一方で、現場の負担が大きくなるケースもあります。事前の説明や相談体制が整っていないと、本人への声かけや業務調整、社内での判断が遅れ、問題が深刻化してから対応することになりがちです。

採用トラブルを防ぐためのチェックリスト

ここでは、採用トラブルを未然に防ぐために、募集から入社後までの各フェーズで事前に確認しておきたいポイントを整理します。具体的な運用方法に入る前に、まずは「認識のズレが生じやすい箇所」をチェックすることが重要です。

求人票で“誤解を生まない”ための確認項目

求人情報は、応募者が企業を判断する最初の材料です。ここでの認識のズレは、その後の選考や入社後のトラブルにつながりやすいため、注意が必要です。

  • 業務内容が抽象的な表現だけになっていないか
  • 実際には例外がある条件(残業、シフト、勤務地など)を省略していないか
  • 給与や待遇について、内訳や前提条件が分かる形で記載されているか
  • 入社後に業務内容や配属、勤務条件が変わる可能性について、事前に説明できているか

面接で“認識ズレを残さない”ための確認項目

面接は、企業と応募者の認識をすり合わせる重要な場面です。伝え漏れや説明のばらつきがあると、後のトラブルの原因になります。

  • 面接時に必ず伝えるべき条件や前提が整理されているか
  • 面接官ごとに説明内容や評価の視点が異なっていないか
  • 応募者の理解度を確認せずに話を進めていないか
  • 曖昧な表現で過度な期待を持たせていないか

内定時に“条件トラブルを防ぐ”ための確認項目

内定のタイミングは、条件や処遇に対する認識違いが表面化しやすいフェーズです。事前の確認不足が、辞退やトラブルにつながることがあります。

  • 内定条件を口頭だけでなく、書面でも明示しているか
  • 給与・勤務条件・業務内容を改めて双方で確認しているか
  • 入社日や勤務地について、具体的な合意が取れているか
  • 「仮」「予定」と受け取られかねない表現を使っていないか

入社前後に“違和感を放置しない”ための確認項目

入社後のトラブルは、入社前後の説明と実際の業務や職場環境との間に生じた小さな認識のズレが、放置されることで大きくなるケースも少なくありません。

  • 初日に伝えるべき業務内容やルールが整理されているか
  • 困ったときに相談できる窓口や担当者が明確になっているか
  • 不安や不満が出やすいタイミングを想定できているか
  • 定期的に声かけや状況確認を行う体制があるか

採用トラブルを未然に防ぐための具体的な方法

これまで見てきた採用トラブルの多くは、特別な対応をしなければ防げないものではありません。選考から入社後までの各フェーズで、情報の伝え方や運用を少し見直すだけでも、トラブルが起こる可能性を大きく下げることができます。

求人情報・労働条件を正確に伝える

仕事内容や労働条件を具体的かつ正確に伝えることで、応募者との認識のズレを減らすことができます。業務内容や働き方について曖昧な表現を避け、判断材料となる情報はできるだけ事前に開示しておくことが重要です。「入社後に説明すればいい」と後回しにすると、内定辞退や早期離職の原因になりやすいため、募集段階からの情報整理が欠かせません。

選考・面接プロセスを整理する

選考基準や面接で伝える内容を整理し、担当者間で認識をそろえておくことが重要です。面接官ごとに説明内容や評価の視点が異なると、応募者に混乱を与え、トラブルにつながりやすくなります。事前に質問内容や説明事項を共有しておくことで、対応のばらつきを防ぐことができます。

内定の出し方・伝え方を統一する

内定を出すタイミングや伝え方を明確にし、誤解を生まない運用を心がけましょう。特に、正式な決裁が完了する前に「内定」と受け取られかねない表現を使うことは避ける必要があります。社内でルールを決めておくことで、急ぎの対応が求められる場面でも判断を誤りにくくなります。

採用情報・経歴確認の精度を高める

履歴書や職務経歴書の内容は、そのまま受け取るのではなく、面接の中で具体的な業務内容や役割を確認することが大切です。曖昧な点を放置すると、入社後に経歴詐称やミスマッチが発覚する原因になります。選考段階で丁寧に確認しておくことが、入社後のリスク低減につながります。

入社後のフォロー体制を整える

入社後のフォローを丁寧に行うことで、早期離職や不満の表面化を防ぐことができます。業務の進め方や職場環境について、相談しやすい窓口やタイミングを用意しておくことが重要です。入社後も継続的にコミュニケーションを取ることで、小さな違和感のうちに対応しやすくなります。

まとめ

採用トラブルは、特別な企業だけに起こるものではありません。選考から入社後までの各フェーズで、情報の伝え方や対応の仕方を見直すことで、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。自社の採用フローを一度整理し、無理のない形で改善を重ねていくことが、安全で納得感のある採用につながります。

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