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採用サイトに掲載する福利厚生を魅力的に見せる方法とは?

採用サイトに福利厚生を記載する際には、慎重に内容を考えなければなりません。その理由や、おさえておくべきポイントをご紹介します。

採用サイトで福利厚生を魅力的に見せるべき理由

採用サイトに掲載する福利厚生にこだわるべき理由は、求職者から非常に重視されやすい部分であるためです。

求人広告は、ただ出しただけで応募が期待できるものではありません。求職者にとって「ここで働きたい」と思ってもらえるような内容でなければ、なかなか応募は集まらないからです。

福利厚生は他社と差別化しやすいポイントともいえます。自社ならではの強みがある場合は、積極的に内容を掲載しましょう。福利厚生は従業員やその家族に対する給与以外の報酬であるため、言い換えれば福利厚生が充実している企業は待遇の良い企業です。

「いかに自分にとって働きやすい環境を整えてくれているか?」を判断する際に、福利厚生に注目が集まりやすくなります。

ですが、せっかく福利厚生を整えていたとしても、それを魅力的に伝えられていない企業もあるようです。アピールするために効果的なポイントをおさえ、福利厚生が整っていることを求職者に伝えましょう。

採用サイトで福利厚生を魅力的に見せる方法

採用サイトに掲載する福利厚生を魅力的に見せるため、効果的な方法があります。必ずおさえておきたい6つのポイントをご紹介しましょう。

1.まずは福利厚生の把握と見直し

先に行っておきたいのが、現在提供している福利厚生の把握と見直しです。中には、採用サイトに掲載されていないものの、福利厚生に該当するようなものもあるでしょう。

掲載を忘れてしまうことが多いのが、各種社会保険です。当然のものであるため記載しないでいたとしても、求職者から見ると「社会保険がないのでは」と不安材料になってしまうようなケースも考えられます。よく確認が必要です。

2.数字を用いて信頼度を増す

掲載する福利厚生が明確になったら、具体的な数字で信頼度を向上させましょう。

例えば福利厚生に「育児休業制度」とだけ記載されていても、「実際には取得できないかもしれない」と不安に感じてしまう方がいます。ですが「育児休業制度(取得率97%)」と記載しておけば、大半の方が取得しているとアピール可能です。

3.単語ではなく文章で伝える

福利厚生の内容について単語を並べるよりも、文章で伝えたほうがイメージしやすくなります。

例えば「仕事・育児の両立支援」だけでは、内容がイメージしにくいです。「育休後の復職率は約95%です。仕事と育児を両立しやすい環境を整えるため、社内託児所、搾乳室を設置しているほか、看病休暇なども用意してサポートしています。」など、より具体的に記載しましょう。

4.既存社員の声を使う

実際に企業で働いている社員の声は、求職者にとって非常に参考になります。どのような福利厚生を利用したのか、それによってどういった効果があったのかなど、具体的なメッセージを添えられると良いでしょう。

福利厚生があったからこそ助かった場面や、働きやすいと感じている既存社員の声などがあれば積極的に掲載してみてください。本人の写真付きで掲載すると信憑性がアップします。

5.見やすさやデザイン性も意識して

情報を魅力的に伝えようとした結果、文章量が多くなり、見づらくなってしまったようなケースもあります。そのため、見やすさを重視し、デザイン性の高いページを作成しましょう。

企業として最もアピールしたい福利厚生は一番目立つように、わかりやすく掲載するのがポイントです。また、情報量が多い場合は見出しを分けるなどして、実際に閲覧した方がストレスなく読み進められる工夫が必要です。

文章が羅列されているだけのページはぱっと見ただけでも読むのが大変そうに感じてしまうので、画像や社内の写真、動画などもうまく活用してみましょう。

6.放置ではなく更新し続けていく

福利厚生に関する内容はそれほど頻繁に変わるものではないため、更新が滞ってしまう場合があります。しかし、求職者は最新の情報を求めているため、定期的に更新するのが理想です。福利厚生を利用した社員の声や様子は更新しやすいコンテンツでもあります。

また、数字を掲載する場合は、最新のデータをもとにしたものを書くようにしましょう。例えば2021年なのに「※2016年度実績」など古いデータが記載されていると、更新していないことをアピールする結果になってしまう可能性があります。

福利厚生が見やすく魅力的な採用サイト

実際に、福利厚生を魅力的にアピールできている企業ではどのような採用サイトを用意しているのでしょうか。ぜひチェックして欲しい企業を5つご紹介します。

株式会社DYM

Web事業、新卒紹介事業、医療事業などを展開している会社です。

株式会社DYMの採用サイトでは、福利厚生の内容を一つひとつ非常にわかりやすく掲載しています。例えば、各種手当や利用補助などについて具体的な金額まで掲載されているので、実際に自分が利用した時のことをイメージしやすいでしょう。また、福利厚生の内容自体が非常に充実している会社です。

さくらインターネット株式会社

レンタルサーバーなどインターネットサービス事業を行っている会社です。

採用サイトの福利厚生・制度・環境に関するページは非常にシンプルで見やすく、わかりやすく作られています。他社にないような取り組みや魅力的な福利厚生については、ページ上部に目立つ形で掲載されています。年間休日などについても、過去の年度の実績が掲載されています。

また、さくらインターネット株式会社では、働きやすい環境を提供することで社員が働きがいを追求できる「さぶりこ」という取り組みを行っています。「さぶりこ」については更に詳細ページが作られ、取り組み内容をより深く理解できるようになっているのがポイントです。

アクセンチュア株式会社

総合コンサルティング会社です。福利厚生・制度・手当ページは必要な内容がシンプルにまとめられており、デザイン性に優れています。

多様な働き方として、フレックス制度、在宅勤務制度、短日短時間勤務制度を取り入れているのですが、それぞれの制度について利用の条件も掲載されています。自分らしい働き方を求めている求職者にとってわかりやすく、参考になりそうなポイントです。

また、女性社員のキャリアについては別ページが用意され、出産・育児支援として利用できる制度が子供の成長に合わせて把握できるようになっています。

クラブ活動についても写真付きで掲載されているため、イメージが沸きやすいです。

M-UP GROUP

ファンクラブサイトの運営や各種コンテンツの配信などを行っている会社です。

福利厚生については、例えば自社で保有するリゾート型保養所が写真付きで分かりやすく紹介されています。また、実際にその施設を利用した社員の声が掲載されているのもポイントです。こちらも写真付きで詳しく紹介されており、非常にわかりやすい福利厚生ページです。

株式会社集英社

週刊少年ジャンプなどの雑誌を発行していることで知られる会社です。

採用サイトでは、出産・育児関連の福利厚生について、それぞれ何日まで、何回まで認められるのかが詳しく掲載されています。また、介護関連の福利厚生でも具体的な日数や条件が掲載されています。

2018~2020年の3年間に出産した女性社員全員が育児休業を取得できていること、同期間の復職率が100%であることなど、数字を掲載してわかりやすく紹介しています。

更に男性社員の看護休暇取得状況についても2015年から毎年の合計取得日数、取得者割合を数字で表しているので、自分が利用する立場になった場合をイメージする際にも参考にしやすいでしょう。

時間をかけて作り込むのがおすすめ

福利厚生は多くの求職者から注目されており、企業としての魅力をアピールするのにもおすすめのコンテンツです。現在、自社の福利厚生ページがあまり魅力的なものではないと感じているのであれば、しっかり作りこみましょう。

その際、デザインなども含めて他社の良いところを参考にしながら内容を考えてみるのもおすすめです。福利厚生が決め手で就職を決断したといった方もいるので、慎重にページを作成してみてください。