実際に企業に勤めていた人の口コミは、就職活動や転職活動をする人にも活用されていますが、採用する側も活用可能です。どのように活用できるのか、また、応募者が口コミ以外に何を参考にしているのかについて解説しますので、ぜひ採用戦略を立てる際にお役立てください。
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企業の口コミはどこでチェックできる?
企業の口コミは、就活用の口コミ専用サイトや求人サイトでチェックすることが可能です。多くのサイトは登録制となっており、実際に企業に勤務している人やかつて勤務していた人しか口コミを投稿できない仕組みになっています。
なお、いずれのサイトもプライバシーを守るために、投稿は匿名で実施することが基本です。ただし、属性が分かるように、年代や性別、勤務年数などは公開されます。
転職会議
転職会議は、会員数700万人以上、口コミ数は300万件以上の口コミサイトです。会員数が多いため、有名大企業だけでなく従業員数が少ない中小企業の口コミも多数紹介されています。
転職会議は登録制の口コミサイトですが、自由に閲覧するためには、閲覧者自身も150文字以上の口コミを登録しなくてはいけません。そのため、本気で転職を考えている人、本気で他社・自社の口コミを閲覧したい人が集まりやすいサイトといえるでしょう。(2021年7月時点)
Open Work
Open Workは、会員数が約400万人、口コミ数は約1,140万件の大規模な口コミサイトです。企業の口コミサイトとしては古く、2007年から運営しています。口コミは500文字以上となっているため、安易に書き込めないという点が特徴です。
また、口コミを書き込めるのはその企業に1年以上勤務していた人に限定されているため、入社後すぐに辞めた人やアルバイトの人などの意見は含まれていません。そのため、本気で就職したい人や転職したい人に有益な情報が集まっているという点も、Open Workの特徴といえるでしょう。(2021年7月時点)
キャリコネ
キャリコネは会員数非公開の口コミサイトです。口コミ数は約30万件とあまり多くはありませんが、450文字以上の登録を義務付けたり不適切な投稿のチェックを行ったりしていることもあり、内容の濃い口コミが多いという特徴があります。
また、給与明細についても公開しており、ボーナスや基本給、各種手当などの年収の内訳を詳しく知ることも可能です。面接時に尋ねられたことについても具体的な口コミが得られるので、質問内容などを想定した面接対策に役立つでしょう。(2020年8月時点)
en Lighthouse
en Lighthouseは年間5,000万人以上のユーザーが利用し、1,330万件を超える口コミを公開している大規模な口コミサイトです。企業が年功序列なのか実力主義なのか、平均残業時間はどの程度なのかといった知りたい情報を重点的に紹介しています。
また、風通しの良さや多様性の尊重など、外部からは分かりにくい体感的な情報を網羅している点もen Lighthouseの特徴です。社内恋愛について紹介している口コミもあり、社風を知るうえでの手掛かりとして活用できるでしょう。(2021年7月時点)
キャリドア
キャリドアは2019年に開設した新しいサイトのため、他のサイトと比べるとユーザー数、口コミ数ともに多くはありません。しかし、意思決定のスピードや仕事の進め方など、転職する前に知っておきたい情報が幅広く掲載されているので、転職活動や就職活動の参考にすることができます。
そのほかにも、残業時間や有給取得日数など、ワークライフバランスを重視する人であれば気になる情報も豊富です。情報が新しいので、企業の今を知りたい人も使いやすいでしょう。
Indeed
Indeedは世界規模で展開する求人・口コミサイトです。3億2,000万件もの口コミが公開され、月2億5,000万人ものビジターがいます。給与情報は7億5,000万件も登録されており、転職後の年収の変化を知るうえで参考にすることができるでしょう。
口コミ紹介ページに求人情報が掲載されているため、気になる企業にすぐにコンタクトできるのもIndeedの強みです。また、社員や元社員による5段階評価を年毎に紹介しているので、企業に対する評価がどのように変化しているのか一目で理解することができます。(2021年7月時点)
企業の口コミの信憑性は?
口コミサイトに登録されている口コミから、企業の内情や給与状況、ワークライフバランスが取りやすいかどうかなどをうかがうことができます。しかし、実際のところ、口コミサイトで公開されている口コミは信用することができるのでしょうか。口コミサイトの信憑性や登録された口コミから理解できることなどについて見ていきましょう。
嘘ではないが客観性に問題がある
口コミサイトに口コミを登録するためには、名前や現在の職場、在職期間などの詳しい情報の事前登録が必要になるため、口コミの信憑性は高いと考えることができます。しかし、あくまでも登録した人が感じたこと、経験したことがベースとなっているため、すべての社員に当てはまる情報ではありません。
例えばたまたま上司の口が悪かったとして「横暴な言葉遣いや態度の上司がいる」といった口コミをしたとしましょう。この口コミが事実であることには間違いがなくても、この上司の態度を社風として拡大解釈することはできません。
傾向を探ることはできる
口コミサイトに記載された情報はあくまでも登録者個人の体験や実感に基づくため、客観性があるものとはいえません。しかし、ある程度の傾向を知ることができるでしょう。
横暴な言葉遣いの上司がいた場合でも、他の社員が「そのような言葉遣いは改めてください」と注意をするような企業であれば、登録者が口コミに記載する経験もかなり変わってくると考えられます。口コミからより正確な情報を入手するためにも、一つひとつのエピソードに左右されるのではなく、エピソードの裏にある傾向を探るようにしましょう。
社風を知る手掛かりにもなる
口コミから社風を知る手がかりを得ることができます。例えば「仕事が多く残業が続いたときは、部署を超えて多くのスタッフが手伝ってくれた」というエピソードが掲載されていれば、協力的で部署の垣根が低い社風であることがわかるでしょう。
また、残業の多さや有給取得率などからも、企業の仕事に対する考え方、社員のプライベートをどの程度尊重しているかなどをうかがうことができます。
企業の口コミを新卒採用に活かす方法
優秀な学生を確保することは企業の成長には欠かせないポイントです。人材確保に向けて採用戦略を立てることは、人事担当者の至上命題ともいえるでしょう。
人材確保のために他社でどのような採用戦略を用いているかを把握する際に、口コミサイトに記載されている口コミを活かすことができます。どのように口コミを新卒採用に活用できるのか見ていきましょう。
社員の構成年齢と年収の目安が分かる
口コミサイトでは、口コミを投稿した人の年齢と年収が企業ごとに紹介されています。この情報を用いれば、各企業の構成年齢や年収の目安を把握することができるでしょう。
転職を考えている人の年齢層や年収もおおよそ理解することができます。どの程度の年収を希望しているのか、また、満足度が高い年収などについても探ることが可能です。
社風が伝わる
口コミを見れば、社風をある程度知ることができます。自社と比較検討されることが多い競合企業の社風を理解し、良いところは採り入れ、問題ある点を客観的に分析して採用戦略に活かすことができるでしょう。
また、自社の社風を理解する際にも口コミサイトを活用できます。社員の忖度のない意見を聞く機会として活用すれば、人材流出を回避するためにも役立てられるでしょう。
企業の口コミを中途採用に活かす方法
企業の成長のためには、優秀な学生だけでなく優秀な中途採用者を確保することも必要です。中途採用者はすでに企業人としてのスキルや知識を身につけているため、即戦力として働くことができるだけでなく、既存社員や新入社員に対して良い意味で刺激を与える存在となる可能性もあります。企業の口コミを中途採用に活用する方法について見ていきましょう。
転職した人の理由が分かる
口コミサイトには各企業の社員の生の声も掲載されていますが、元社員の声も数多く掲載されています。元社員の声を分析すれば、なぜ転職を決意したのか理解することができるでしょう。
転職した人の理由が分かれば、何をアピールすれば中途採用者の心をつかめるのかが見えてきます。採用戦略を立てる際にも活用していきましょう。
希望条件と合うか確認できる
自社への入社を決意した人のコメントや類似した業種の企業へ転職した人の口コミから、中途採用を希望している人々がどのような条件を求めているのか理解することができます。企業側から提示する条件と転職希望者の条件が重なれば、マッチングの可能性も高まり採用活動がスムーズになるしょう。
また、転職希望者の学歴やスキル、経験などから、どのような人がどの程度の年収や待遇を求めているのか知ることができます。口コミに記載された内容や転職先に求める条件を分析し、中途採用者に提示する条件をまとめていきましょう。
企業の口コミ以外に応募者がチェックする項目
以前より転職へのハードルが低くなったとはいえ、転職には精神的にも体力的にも大変な労力を必要とするため、できれば長くひとつの企業に勤めたいと考えている人は少なくありません。少しでも働きやすく自分に合った職場を選ぶために、就職希望者も転職希望者も企業の口コミサイトはもちろんのこと、さまざまなサイトや機会から勤務先の候補を探っています。
就職・転職を希望する人たちが意思決定の際に参考にする次の2つのことを理解し、採用戦略を立てていきましょう。
●面接時に受ける企業への印象
●口コミサイト以外での評判
面接時に受ける企業への印象
口コミサイトに記載されている内容はいずれも本当のことではあっても、個人差があり、必ずしも自分が経験することや受ける印象と同じとは限りません。就職や転職を検討する人も口コミサイトの口コミを参考にしつつ、自分自身が面接の際に受ける企業への印象も重視し、入社するかどうかを決定します。
どのような印象を受けて入社の決意を固めたのかについても、口コミサイトを参考にできるでしょう。自社や類似企業に対する面接時の印象を記載した口コミをチェックし、入社に繋がる要素をピックアップしてください。
例えば「案内してくれた担当者が親切だった」「笑顔で見てくれた」といった一見ささいなことが入社を決意させるきっかけになることもあります。丁寧に分析して、面接時に応募者にポジティブな印象を与えられるように採用戦略を練り直しましょう。
面接時に受ける企業への印象
口コミサイトに記載されている内容はいずれも本当のことではあっても、個人差があり、必ずしも自分が経験することや受ける印象と同じとは限りません。就職や転職を検討する人も口コミサイトの口コミを参考にしつつ、自分自身が面接の際に受ける企業への印象も重視し、入社するかどうかを決定します。
どのような印象を受けて入社の決意を固めたのかについても、口コミサイトを参考にできるでしょう。自社や類似企業に対する面接時の印象を記載した口コミをチェックし、入社に繋がる要素をピックアップしてください。
例えば「案内してくれた担当者が親切だった」「笑顔で見てくれた」といった一見ささいなことが入社を決意させるきっかけになることもあります。丁寧に分析して、面接時に応募者にポジティブな印象を与えられるように採用戦略を練り直しましょう。
口コミサイト以外での評判
企業に対する口コミは、口コミサイト以外でもチェックすることができます。例えば人生相談系の掲示板などでも、企業に対する評判が掲載されていることがあるでしょう。
企業に対する口コミサイトでは名前や現勤務先・元勤務先などのある程度の個人情報を登録しないと口コミを投稿できないため、どちらかといえばポジティブな意見が多く集まるかもしれません。しかし、個人情報を登録しなくても登録できる掲示板の場合は、実名を出すのを憚られるような体験や印象が掲載されていることもあります。
もちろん企業に対する口コミサイトと同様、必ずしもすべての意見が正確で客観性に満ちているわけではありませんが、ある程度の参考にすることはできるでしょう。検索エンジンや掲示板内で自社の名前などで評判を検索し、どのような評判を得ているのか、どのような点がネガティブに評価されているのか確認してみてください。
企業の口コミと上手に付き合おう
企業の口コミサイトを活用することで、採用戦略に用いることができる豊富な情報を入手することができます。すべてを鵜呑みにする必要はありませんが、転職希望者や就職希望者の実情を把握したり、自社や他社の傾向を探ったりすることも可能です。ぜひ企業の口コミサイトと上手に付き合って、優秀な人材確保に役立てていきましょう。
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