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求人広告の種類と選び方のポイント

求人広告には大きく分けてWeb媒体と紙媒体の2種類があります。現在の主流はWeb媒体ですが、紙媒体とはどのような点が異なり、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。ここでは求人広告の種類と特徴、そして選び方のポイントについて解説します。

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Web媒体の求人広告の種類

現在では求職者の多くがスマホやPCを使って求人情報を探しています。とくに転職に関してはWeb媒体による求人広告が最もよく利用されており、中でも「求人サイト」は求人情報を閲覧するためのごく一般的な方法となっています。また求人サイト以外では、SNSツールを使った「SNS求人広告」によるリクルーティングも増えています。以下、2つのWeb媒体の求人広告について説明します。

求人サイト

求人サイトは就職・転職、アルバイトなどの求人情報を専門に掲載するWebサイトです。運営は求人広告会社や人材サービス会社などが行っています。

求人サイトを利用する最大のメリットは多くの求職者の目に付きやすいことです。とくに正社員、契約社員などを問わずさまざまな職種や幅広い年齢層の求人広告を掲載する総合的な求人サイトはアクセス数が多く、さまざまな人材からの応募を期待できます。一方、IT業界、医療業界など特定の業界、エンジニア、クリエイターなど特定の職種に限定した求人サイトもあり、これを利用してターゲットを絞ったリクルーティングを行うことも可能です。第二新卒、女性、地域密着などに特化したサイトも存在します。

掲載料金は社員募集の場合、「掲載期間4週間で20万円~」というのが一つの目安です。上限はケースバイケースですが、大手求人サイトで最も掲載スペースが大きく検索順位も高い広告の場合、「100~150万円(4週間掲載)」といった料金設定になるでしょう。アルバイト・パート募集の場合は、「掲載期間1週間で2万円~」が目安です。

また求人広告の掲載自体は無料で、採用が決まった場合のみ1人あたり数万円~数十万円の料金が発生するといった成果報酬型の求人サイトもあります。ただし、成果報酬型でも、求人広告を目立たせたい場合は料金が発生する仕組みになっていることがほとんどです。

求人サイトのデメリットはこのコスト面と、コストを抑えようとすると多くの求人広告の中に自社の広告が埋もれやすい点にあります。利用料金が安ければ掲載できる情報量も少なくなり、その分、ミスマッチが起こりやすくなるという問題もあります。

最近では求人サイトをはじめハローワークの求人情報、企業が自社サイト内に作成するキャリアページの情報なども含めて検索できる「求人検索エンジン」の利用者が増えています。これにより求人サイトの情報もより求職者に見つけられやすくなっています。

SNS求人広告

SNS求人広告はTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSを利用した求人広告で、ソーシャルリクルーティングとも呼ばれます。企業の公式アカウントなどを活用して人材募集を呼びかけ、求人サイトや自社サイトに掲載している求人情報を案内するといったケースが典型的です。あるいは公式アカウントとは別に採用専用のアカウントを作成し、求人情報のほか、人事担当者やトップからのメッセージや社員インタビューといった情報を掲載するケースも見られます。

SNS求人広告のメリットは、企業が主体となって情報発信できる点にあります。その分、求職者に会社や仕事に関する情報を多く提供でき、SNSの機能を使った求職者とのコミュニケーションもできます。その分、ミスマッチも防ぎやすいでしょう。また採用コストも抑えられます。デメリットは短期間で採用したいときはあまり向かないことと、運用の仕方を誤ると炎上などに結びつくリスクがあることです。

紙媒体の求人広告の種類

紙媒体の求人広告としては、求人情報誌と新聞の折込チラシの2つがよく利用されています。それぞれ特徴を見てみましょう。

求人情報誌

求人情報誌は駅やコンビニに置かれるフリーマガジンが主体です。求職者の生活圏の中に設置してあり見かけたときに気軽に手に取れる、パラパラと求人広告を見比べられる、といった点はWeb媒体にない優位性でしょう。とりわけインターネットとの親和性があまり高くない高齢者などには訴求効果が期待できます。

反面、掲載スペースが求人サイト以上に限られ、コストをかけないと必要な情報が載せきれないというデメリットもあります。また、媒体が発行されると内容の修正はできない点も要注意です。

新聞の折り込みチラシ

新聞の折込チラシは新聞の種類(朝日、読売、毎日など)はもちろん、配達日や配達地域を設定できるのが特徴です。そのため、折込チラシによる求人広告は特定地域内の人を採用したいときに好適です。また、シニアや主婦は折込チラシをよく読むという人が多く、アルバイト・パートなどそうした層向けの求人にも適しています。

一方、若者を中心にそもそも新聞を購読している数が少ない層には届きにくいといえます。

求人広告の選び方のポイント

求人媒体を選ぶときは、まずターゲッティングについてしっかりと考える必要があります。自社の業種、募集職種、雇用形態、対象となる求職者の性別、年齢層、居住地などに合わせて、Web媒体を選ぶべきか紙媒体を選ぶべきかが違ってきます。前述の通り、Web媒体による求人広告が最もよく利用されているため、基本的にはWeb媒体の求人広告は押さえておくとよいでしょう。

さらに求人サイトを利用すると決めた場合も、サイトごとに会員の年齢層や男女比率、経験職種などが異なります。それぞれの特徴をしっかりと理解した上で適したサイトを選びましょう。また、Web知識や費用に不安がある場合は、簡単に求人広告を作成できるテンプレートや機能が利用できる求人サイトを選ぶと安心です。企業側からアプローチできるスカウトメール機能などがあるか、スマホ版のサイトの使い勝手はどうかといった点も要チェックです。

Web媒体か紙媒体かという二者択一だけではなく、2つの媒体を連動させることも可能です。予算、募集人数、募集スケジュールなども考慮しながら、どのような方法が最適かを考えてください。

求人広告を出すときは、どのような人に来てほしいか、費用はどのくらいかけられるかなどの条件をはっきりさせて、自社に合った媒体を選びましょう。