新卒採用の最新動向から、選考前に準備すべきポイント、主要・最新の採用手法までを網羅的に解説。採用計画の立て方や母集団形成、評価基準の考え方など、採用活動を成功に導くための実務に役立つ情報を、初めての担当者にもわかりやすくまとめています。
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新卒採用の動向
新卒採用を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変化しています。学生の就職観や行動様式が多様化する一方で、企業側にも従来の枠組みにとらわれない柔軟な採用活動が求められるようになりました。まずは現在の新卒採用において、特に押さえておくべき代表的な動向から整理していきます。
採用活動の早期化
新卒採用の大きな特徴として、年々進んでいるのが採用活動の早期化です。かつては大学3年生の後半から本格化するのが一般的でしたが、現在では大学1〜2年生の段階から企業と接点を持つ学生も珍しくありません。背景には、学生優位の売り手市場が続いていることや、企業側が早期に優秀な学生と関係を築きたいという思惑があります。その結果、情報収集や接触のタイミングが遅れるほど、母集団形成や内定承諾率の確保が難しくなる傾向が強まっています。
インターンシップから内定へ
早期化の流れと密接に関係しているのが、インターンシップの位置づけの変化です。単なる職業体験ではなく、企業理解を深めてもらい、将来的な選考につなげるための重要な接点として活用されるケースが増えています。特に短期インターンから長期インターンへと段階的に関係を深めることで、学生は企業文化や仕事の実態を具体的にイメージしやすくなります。その結果、ミスマッチの防止や内定後の辞退率低下にもつながるため、多くの企業がインターンを採用戦略の中心に据え始めています。
採用アプローチの多様化
採用活動の早期化と並行して、選考方法や接触手段も多様化しています。特にオンライン技術の進展により、従来は対面が前提だったプロセスが大きく変わりました。ここでは代表的なアプローチを見ていきます。
Web面接
Web面接は、今や新卒採用において標準的な手法となりました。学生・企業双方にとって移動コストを削減できる点が大きなメリットで、地方学生との接点も作りやすくなります。一方で、通信環境や画面越しでは伝わりにくい雰囲気の問題もあるため、評価基準を明確にし、対面面接と役割を分けて活用することが重要です。
AI面接
AI面接は、表情や話し方、回答内容などをAIが分析し、一定の基準で評価を行う手法です。初期選考の効率化や評価のばらつきを抑える点では有効ですが、AIの評価だけに依存すると人物像を正確に把握できないリスクもあります。そのため、人による面接と組み合わせて使う補助的な位置づけが現実的です。
録画面接
録画面接は、学生が指定された質問に対して動画で回答し、企業が後から確認する形式です。時間の制約を受けにくく、多数の応募者を比較しやすい点が特徴です。ただし、一方的な評価になりやすいため、企業の魅力や考え方をどこまで伝えられるかを意識した設計が求められます。
新卒採用で準備するべきこと
新卒採用は、実際の募集や選考を始める前の準備段階で、成果の大半が決まると言っても過言ではありません。採用計画やスケジュールが曖昧なまま進めてしまうと、途中で方針がぶれたり、学生対応に追われて本来注力すべき判断ができなくなったりします。ここでは、新卒採用を進めるうえで事前に整理しておくべき準備事項を、実務の流れに沿って解説します。
採用計画を立てる
新卒採用を成功させるためには、行き当たりばったりの対応ではなく、事前の計画が不可欠です。まずは採用人数と求める人物像を明確にすることから始めます。
採用人数
採用人数は、単に「何人ほしいか」ではなく、事業計画や将来の組織構成を踏まえて決める必要があります。数年後にどの部署でどのような役割を担ってほしいのかを逆算することで、適切な人数設定が可能になります。また、新卒採用では一定数の内定辞退が発生することを前提に、過去実績や業界水準を参考にしながら、必要に応じて内定出し人数を調整する視点も重要です。
求める人物像
求める人物像を定義する際は、スキルや学歴だけでなく、価値観や行動特性まで落とし込むことが重要です。曖昧な表現にとどまると、選考基準がぶれやすくなり、結果としてミスマッチを招きやすくなります。
採用スケジュールを立てる
採用計画が固まったら、年間を通したスケジュールを作成します。インターンの実施時期、説明会、選考、内定出しまでの流れを可視化することで、準備不足や対応漏れを防ぐことができます。特に早期化が進む現在では、一般的なスケジュールより前倒しで動く意識が重要です。
母集団形成を始める
母集団形成は、新卒採用の成否を左右する重要な要素です。どれだけ選考フローを整えても、応募者が集まらなければ意味がありません。就職サイト、インターン、イベントなど、複数のチャネルを組み合わせて接点を増やすことが求められます。
採用フローを作成
選考フローは、応募から内定までの流れを明確にしたものです。選考回数や評価ポイントを整理しておくことで、学生にとって分かりやすく、企業側も一貫性のある判断がしやすくなります。
説明会・面接の練習
説明会や面接は、企業が学生を見極める場であると同時に、学生が企業を判断する場でもあります。担当者ごとに伝える内容や評価の観点がずれないよう、事前にロールプレイングを行い、共通認識を持つことが重要です。
採用基準・評価シート
評価基準や評価シートを用意することで、感覚的な判断を避け、客観性を高めることができます。複数人で評価する場合でも、判断の軸を揃えることで納得感のある選考につながります。
内定者への対応方法の決定
内定後のフォローも新卒採用では欠かせません。内定者同士の交流機会や定期的な情報発信を行うことで、不安を軽減し、入社意欲を維持することができます。
新卒採用の主な手法
新卒採用にはさまざまな手法が存在しますが、どれか一つを選べば必ず成功するという万能な方法はありません。企業の規模や知名度、採用人数、求める人物像によって、適した手法は大きく異なります。ここでは、多くの企業が実際に活用している代表的な新卒採用手法について、それぞれの特徴を整理しながら見ていきます。
就職サイト
就職サイトは、多くの学生にリーチできる代表的な手法です。マイナビやキャリタス就活、ONE CAREERなど、それぞれ特徴が異なるため、自社のターゲットに合った媒体選定が重要になります。
就活エージェント
就活エージェントは、企業と学生をマッチングするサービスです。一定のスクリーニングが行われているため、効率的に選考を進めやすい点が特徴ですが、紹介数や費用面を考慮した活用が求められます。
合同説明会・イベント
合同説明会や採用イベントは、短時間で多くの学生と接点を持てる点が魅力です。ブース設計や説明内容によって印象が大きく左右されるため、事前準備が成果を左右します。
インターンシップ
インターンシップは、企業理解を深めてもらうだけでなく、選考への導線としても有効です。業務内容や社員との関わりを通じて、学生が入社後の姿を具体的に想像できる設計が重要です。
自社ホームページ・採用サイト
自社採用サイトは、企業の価値観や魅力を自由に伝えられる場です。情報が不足していると応募につながりにくいため、仕事内容や社員の声など、具体的な情報を充実させることが求められます。
ハローワーク
ハローワークは無料で利用できる点が魅力ですが、他の手法と比べて新卒向けの情報発信力には限界があります。そのため、補完的な手法として位置づけるのが現実的です。
最新の新卒採用手法とその特長
従来の就職サイトや説明会に加え、近年は新卒採用の手法そのものが大きく進化しています。人手不足や採用競争の激化を背景に、より効率的に、かつ自社に合った学生と出会うための新しいアプローチが注目されるようになりました。ここでは、近年特に導入が進んでいる最新の新卒採用手法と、その特長について解説します。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングは、企業が学生に直接アプローチする手法です。待ちの採用から攻めの採用へと転換できる一方で、運用には一定の工数がかかります。
逆求人採用
逆求人採用は、学生がプロフィールを登録し、企業からオファーを受ける仕組みです。主体的な学生と出会いやすい反面、魅力的な情報発信ができなければ成果につながりにくい特徴があります。
ミートアップ
ミートアップは、カジュアルな交流を通じて相互理解を深める場です。選考色が薄いため、企業文化に共感する学生と自然な関係を築きやすい点が強みです。
採用代行
採用代行は、採用業務の一部または全体を外部に委託する手法です。人手不足の解消には有効ですが、丸投げにならないよう、役割分担を明確にする必要があります。
まとめ
新卒採用は、動向の変化を理解したうえで、事前準備と手法選定を戦略的に行うことが成功の鍵となります。自社の状況や目的に合った方法を組み合わせ、長期的な視点で採用活動を設計していくことが、結果的に定着率や成長につながる採用を実現します。
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