中途採用で特に重要になるのが採用・求人メディア選びです。選択を間違えると、採用したい人物にアプローチできない可能性があります。中途採用における採用・求人メディアの選び方を解説するので参考にしてください。
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採用・求人メディアの主な種類
企業と求職者をつなぐメディア(媒体)を採用・求人メディアといいます。採用・求人メディアは、大きく以下の2つに分類できます。
【採用・求人メディアなどの種類】
●WEB
●紙
それぞれどのようなモノが含まれるのでしょうか。
WEB媒体
現在最も多くの求職者に活用されているのがWEB媒体です。自社と外部サービスを切り口に分類すると、主に以下のモノがWEB媒体として挙げられます。
【WEB媒体の種類】
自社 | 外部サービス |
---|---|
・コーポレートサイト ・自社ブログ ・自社SNS | ・ハローワーク ・転職サイト ・求人検索エンジン ・ダイレクトリクルーティングサイト |
自社のWEB媒体だけで採用活動を行うには、ある程度の発信力が求められます。現実的には、外部サービスを利用することになるでしょう。
紙媒体
WEB媒体に押されている採用・求人メディアと評価できます。代表的な紙媒体の求人・採用メディアは以下の通りです。
【紙媒体の種類】
自社 | 外部サービス |
---|---|
・求人冊子 | ・求人広告 ・求人フリーペーパー |
目的やターゲットなどによっては、紙媒体も有効な求人・採用メディアになりえます。
中途採用における採用・求人掲載メディアの選び方のポイント
中途採用では、採用・求人メディアをどのように選べばよいのでしょうか。意識したいポイントを解説します。
メディアの特徴と自社のニーズを比較する
中途採用では、自社のニーズに適した採用・求人メディアを選択することが重要になります。自社のニーズと採用・求人メディアの特徴がずれていると目的を達成できないからです。各採用・求人メディアの主な特徴は次の通りです。
【各採用・求人メディアの特徴】
●WEB媒体:幅広い層にアプローチできるうえ、効果を検証しやすい。
●紙媒体:紙媒体の求人広告は潜在層の目に留まりやすい。
例えば、応募者をできるだけ多く集めたい場合はWEB媒体が適していると考えられます。同じWEB媒体でも、転職サイト・求人検索エンジンなどにより特徴が異なる点には注意が必要です。
メディアの付属機能を確認する
採用・求人メディアは、付属機能を確認してから選択します。採用競争が激化しているため、求人情報を掲載するだけだと十分な応募者を集められないケースが多いからです。採用・求人メディアによっては、求人の上位表示、スカウトメールの送信などの付属機能を用意しているところがあります。必要な付属機能を用意している採用・求人メディアを選びましょう。
採用エリアや時期により使い分ける
採用エリアや時期も、採用・求人メディア選びの要素になります。特定の地域に強い採用・求人メディアや特定の時期にお得なキャンペーンを開催している採用・求人メディアがあるからです。例えば、キャンペーン期間中に利用すると、値引きを受けられるケースなどがあります。各メディアの特徴や利用条件を調べたうえで選択しましょう。
求める人材に強いメディアを選ぶ
採用したいターゲットに合わせて採用・求人メディアを選ぶことも重要です。採用・求人メディアによりユーザー層は異なるからです。具体的には、特定の業界に強いメディア、特定の年齢層に強いメディアなどがあります。基本的には、各メディアのユーザーと採用したい人物像が重なるメディアを選択します。
中途採用に使える採用・求人メディア
中途採用に活用できる具体的な採用・求人メディアとして以下のモノが挙げられます。
【中途採用に活用できるメディア】
●求人検索エンジン
●転職サイト
●地域特化型転職サイト
●ダイレクトリクルーティングサイト
●人材エージェント
各採用・求人メディアの特徴と代表例は次の通りです。
求人検索エンジン
求人検索エンジンとは、求人情報専用の検索エンジンです。検索窓に「業界」「職種」「会社名」「任意のキーワード」「地域名」などを入力して検索すると、求人情報が表示されます。代表的な求人検索エンジンは以下の通りです。
【求人検索エンジンの例】
●Indeed
●求人ボックス
●Googleしごと検索(Google for Jobs)
求人検索エンジンの特徴は、会員登録をしていないユーザーでも求人情報を検索できることです。そのため幅広い層にアピールできる可能性があります。ただし、掲載されている求人情報が多いため、採用したい人材に求人情報を届けることは簡単ではありません。ケースによっては、スポンサー求人をはじめとする付属機能の利用が必要になります。
転職サイト
転職サイトは、幅広い求人情報が掲載されているWEBサイトです。具体的な掲載求人情報はサービスで異なりますが、大手転職サイトには様々な業界・職種の求人情報が掲載されています。代表的な転職サイトは以下の通りです。
【転職サイトの例】
●エン転職
●doda
●マイナビ転職
会員登録を済ませたユーザーは、無料で求人に応募できます。ターゲットにアプローチしやすい点は魅力です。ただし、求人広告の掲載には掲載料がかかります。また「求人情報の掲載=採用」とはならない点にも注意が必要です。
地域特化型転職サイト
地域を限定して求人情報を掲載している転職サイトです。対象エリアは、転職サイトにより異なります。代表的な地域特化型転職サイトは以下の通りです。
【地域特化型転職サイトの例】
●アルキタ(札幌市内・近郊の求人情報に特化した転職サイト)
●いばキャリ(茨城県の求人情報に特化した転職サイト)
●金沢求人・転職ナビ(石川の求人情報に特化した転職サイト)
●京都・滋賀求人タイムス(京都・宇治・大津の求人情報に特化した転職サイト)
●高知求人ネット(高知県の求人情報に特化した転職サイト)
地域で働きたい求職者と出会える点は魅力です。ただし、地域特化型転職サイトに集客力がないと、効率よく採用活動を展開できません。また、採用したい人材とも出会いにくくなります。採用・求人メディア選びには注意が必要です。
ダイレクトリクルーティングサイト
ダイレクトリクルーティングを展開しやすい採用・求人サイトです。企業が求職者に積極的にアプローチする採用手法をダイレクトリクルーティングといいます。代表的なダイレクトリクルーティングサイトは以下の通りです。
【ダイレクトリクルーティングサイトの例】
●Green
●Wantedly
ダイレクトリクルートサイトでは、登録者データベースを活用して興味のある人材に直接アプローチすることなどができます。採用したい人物像が明確なときに有効と考えられますが、アプローチ方法によっては非効率的な採用活動になる恐れがあります。
人材エージェント
エージェントが、希望する条件にマッチする人材を紹介してくれるサービスです。求人情報の掲載にとどまらない点が転職サイトと異なります。代表的な人材エージェントは以下の通りです。
【人材エージェントの例】
●マイナビエージェント
●リクルートエージェント
●エンエージェント
最大の魅力は、エージェントが採用条件に近い人材を紹介してくれることです。ただし、有効に機能させるには、エージェントとの打ち合わせなどが必要になります。その他の採用活動とは異なる手間がかかる点に注意が必要です。
中途採用メディアは特徴と求める人物像で選ぶ
中途採用に活用できる採用・求人メディアは、WEB媒体・紙媒体に分類できます。採用・求人メディア選びのポイントは、各メディアの特徴を把握したうえで採用したい人材に効率よくアプローチできるメディアかを見極めることといえるでしょう。
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