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難しいとされる歯科衛生士の採用を成功させる方法を解説

歯科衛生士の採用は現在、非常に難しい状況にあります。そこで今回は、歯科衛生士の採用環境や求人方法、採用を成功させる方法について詳しくご紹介します。

歯科衛生士の採用が難しいとされる理由

歯科衛生士の採用は一般的に難しいと言われています。まずはその理由について詳しく解説します。

求人倍率が20倍以上

歯科衛生士の求人倍率は、新卒就職者で20.7倍(平成31年度)と非常に高水準です。つまり、歯科衛生士1人を歯科医院20軒が奪い合っているという超売り手市場にあるということです。

また、歯科衛生士の主な就職先である歯科医院は、平成28年度の時点で全国に68,940ヶ所あり、その数はコンビニの店舗数よりも多いと言われているほどです。

毎年国家試験を経て6,000~7,000人が合格しますが、これだけの歯科医院で新たな合格者を奪い合うわけです。

20軒ものライバルと競争し、選んでもらう必要があるわけですから、歯科衛生士の採用が難しい状況にあることは明らかです。

【参考】一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会「歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告」

【参考】日本歯科医師会ホームページ「歯科医師・歯科医療機関の数」

他の歯科医院との差別化が難しい

2つ目の理由として、他の歯科医院との差別化が難しいことが挙げられます。

歯科衛生士の主な業務内容は「歯科予防措置」「保健指導」「診療補助」「口腔機能訓練」で、歯科医院によって業務内容が大きく変わることはありません。

そのため、求人広告で訴求するポイントは「待遇」「設備」「職場の雰囲気」などが中心にならざるを得ず、結果としてどの歯科医院も同じような内容になってしまいます。

代わり映えしない求人広告の中から自分の歯科医院を選んでもらうことは難しいというのが現状です。

歯科衛生士の採用に適した媒体

歯科衛生士の採用に適した媒体として、一般的に以下のようなものがあります。

  • 求人サイト
  • ハローワーク
  • 人材紹介サービス
  • 自社サイト

求人サイト

1つ目は、求人サイトや求人検索サイトなどへ求人広告を掲載する方法です。

歯科衛生士に限らずあらゆる職種で利用される求人方法ですので、求職者の認知度も高い有効な方法です。

医療業界に特化したサイトもあり、上手に利用することでより効果的に求人広告をアピールすることも可能でしょう。

ハローワーク

事業所登録をしているなら、ハローワークに無料で求人広告を出すことができます。

ハローワークは、地域を特定した就職先を探す人が多い点が特徴のひとつです。

歯科衛生士の9割は女性と言われています。ライフイベントなどにより、一旦は退職した人が復帰するというケースは少なくありません。また、子育てなどを継続している方も多く、現在の生活環境を変えずに働きたい方も多いでしょう。

こういった求職者は、地域の求人情報を多数抱えるハローワークに相談するケースも多いため、地域を特定して働いてくれる歯科衛生士を雇用したい場合は、有効な手段となるでしょう。

人材紹介サービス

人材紹介サービスを利用して、歯科衛生士を紹介してもらう方法もあります。

歯科業界に特化した人材紹介サービスであれば、歯科衛生士の採用ノウハウを豊富に保持し、業界ならではの慣習にも精通しています。希望条件を詳しく伝えることで、ミスマッチの少ない求職者を紹介してもらうことも可能でしょう。

また、人材紹介サービスを利用するメリットは、希望条件に合致した求職者に対して、自社をピックアップして提案してもらえる点にあります。

歯科衛生士の採用は超売り手市場であるため、自社の求人情報に目を止めてもらうことは簡単ではありません。その点、人材紹介サービスであれば登録者に対して自社求人を積極的に紹介してもらえるので、応募して貰える確率は高まるでしょう。

自社サイト

自社のサイトに採用ページを作成し、求人を掲載する方法もあります。

自社サイトに掲載する場合は、掲載情報に制限がなく自社の魅力を十分に表現した採用ページが作れるため、求職者への訴求力は抜群です。

歯科衛生士が求職する際に重要視するポイントとして、「医院長の人柄」「職場の人間関係」「治療方針・理念への共感」「ワークライフバランス」などが挙げられます。

自社サイトを通じてこれらの情報を伝えたり、自社の強みを発信したりできれば、他院との競争に勝ち、歯科衛生士を採用できる可能性は高まるでしょう。

歯科衛生士は就職先を検討する際に、対象の歯科医院のサイトを閲覧することがほとんどです。採用ページを作る手間はかかるものの、その後の費用もかからず、他の歯科医院との差別化もしやすいのは大きなメリットでしょう。

歯科衛生士の採用を成功させる方法

歯科衛生士の採用を成功させるには、他の歯科医院との競争に勝つためのさまざまな工夫が必要です。

ここでは、歯科衛生士の採用を成功させる方法として、以下の4つを詳しく解説します。

  • 求人情報を詳細まで記載する
  • 労働条件や労働環境の良さをアピールする
  • 「女性目線」の求人を心がける
  • きれいな自社サイトを制作する

求人情報を詳細まで記載する

求人情報を詳細まで記載し、自社に興味を持ってもらうことが重要です。

求職者が就職先を検討する際、必ず確認するのが求人票です。労働条件や待遇、職場の雰囲気など働いている姿が具体的にイメージできるよう、できるだけ詳細に記載するようにしましょう。

特に歯科衛生士の場合、育休後に復帰を検討している人も多く、柔軟な労働時間や休日などを重視する方がほとんどでしょう。

休日や就業時間、労働条件にどの程度融通がきくのかなど、より詳細に掲載することで目に止めてもらいやすくなるでしょう。

求人票に書くべき項目は以下のようなものです。

  • 給与・休日日数・勤務時間・福利厚生などの待遇
  • 産休や育休などの取得状況
  • 職場環境や人間関係(写真や動画がおすすめ)
  • 教育制度・キャリアモデル

労働条件や労働環境の良さをアピールする


給与や休日日数、シフトなどの労働条件や労働環境の良さをアピールすることも重要です。

歯科衛生士の9割は女性で、産休や育休後に職場復帰を希望する人も少なくありません。勤務時間や休日の柔軟さ、スキルアップのための制度など女性が働きやすい環境をアピールすると良いでしょう。

また、職場の雰囲気や人間関係などを気にする人も多いので、職場環境の良さをアピールできれば大きな強みになります。求人広告だけではなく、SNSなどを活用すれば、求職者にも伝わりやすく効果的です。

「女性目線」の求人を心がける

歯科衛生士は9割が女性のため、女性目線での求人作成は必須です。

出産などのライフイベントに関する福利厚生、職場がきれいなところか、上司となる院長の考え方などあらゆる項目で、女性目線で魅力的な内容になっているかを確認しましょう。

同じ立場の女性スタッフと一緒になって検討すれば、より魅力的なものとなるでしょう。

きれいな自社サイトを制作する

自社サイトの求人は、制限なく情報を掲載でき、自社の魅力を十分に伝えられるコンテンツです。また、求職者が必ずアクセスすると言って良いコンテンツでもあります。

その自社サイトがきれいに作成されており、訴求力の強い内容であれば、歯科医院としての信頼度や魅力も高まり、採用の成功率は上がるでしょう。

労働条件などの詳細な求人情報、院長のメッセージや働く場所の写真、スタッフの紹介など、働く環境や考え方などを掲載すれば、他の歯科医院と差別化できます。また、歯科衛生士に特化したページを設けるのも良いでしょう。

最近では、求職者が求人情報を検索する場合、スマートフォンを利用するケースがほとんどですから、スマホ対応も不可欠です。

自社の魅力をアピールすれば優秀な歯科衛生士を採用できる

歯科衛生士の採用環境は超売り手市場になっており、人材採用は難しくなっています。

数多くのライバルに勝ち、優秀な歯科衛生士を採用するにはさまざまな求人媒体を活用した効果的な求人が不可欠です。

また、歯科衛生士の多くは女性です。産休や育休からの復職を目指し、求職活動を行う人も少なくありません。

女性ならではのニーズや労働・職場環境を意識したうえで、他の歯科医院とは違う自社の魅力を訴求していくことが重要です。

採用がうまくいかないとお悩みであれば、この記事でご紹介したポイントを一つ一つ確認し、効果的な求人方法を検討してみてはいかがでしょうか。