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【簡単解説】AI採用とは?中小企業が導入するメリット・デメリットとは?

AI採用を導入することで、採用活動の効率・質を高められる可能性があります。AI採用の概要とメリット・デメリットを解説するので参考にしてください。

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AI採用とは

AI採用とはどのようなものなのでしょうか。概要を解説します。

AI採用の特徴

AI採用は採用活動のどこかにAIを活用する採用手法です。活用する採用フェーズに具体的な決まりはありません。AI採用が注目を集めている主な理由は以下の2点です。

【AI採用が注目を集める理由】
●AIが実用レベルまで進歩している
●採用活動における慢性的な人手不足を解消できる

AIは採用現場でどのように活用されているのでしょうか。

AIを活用できる採用フェーズ

AIは以下の採用フェーズなどで活用されています。

●書類選考
AIを活用して書類選考を自動化することができます。具体的には、過去の応募書類をAIに学習させて、合格者の応募書類とよく似た特徴のある応募書類をAIに選別させることなどができます。

●マッチング率の判定
AIは求人サイトでも利用されています。例えば、企業が求める人物像を登録することでAIが求める人物像に合致していると評価した求職者に、求人広告を表示するなどが行われています。

●合否の判定
最終的な合否判定にAIが関与するケースもあります。具体的には、成果を上げているスタッフの傾向を学習して、よく似た特徴を持つ求職者をピックアップするなどの形で関与しています。

このように、AIは採用フェーズ全般で活用され始めています。

中小企業がAI採用を導入するメリット

中小企業がAI採用を導入するメリットとして以下の4点が挙げられます。

【AI採用のメリット】
●採用業務の効率化
●公正な判断を下せる
●業務時間外でも稼働できる
●話題性がある

それぞれのメリットについて解説します。

採用業務の効率化

AI採用を導入する最も大きなメリットは、採用業務を効率化できることです。例えば、書類選考にAIを活用すれば一定の水準を満たした書類をピックアップできます。最終的な確認は採用担当者が行うとしても、書類確認業務の手間を大幅に削減することが可能です。ノンコア業務をAIに任せられれば、採用担当者はコア業務に集中できます。また、人件費を抑えられる可能性もあります。

公正な判断が下せる

AI採用を導入するメリットとして、求職者を公正に評価できる点も挙げられます。求職者を公正に評価できる理由は、主観を排除できるからです。AI採用を導入すれば採用担当者の思い込みなどに左右されづらくなるため、採用するべき人材を見逃してしまうことなどを防げます。AI採用の導入により、採用活動の精度を高められるかもしれません。

業務時間外でも稼働できる

業務時間にとらわれず稼働できる点もAI採用の魅力です。日時を問わず稼働できるため、採用活動のスピードをアップできます。また、採用担当者の負担を減らすことも可能です。ヒューマンエラーの心配がない点も魅力といえるでしょう。時間外労働が続くとヒューマンエラーのリスクは高まりますが、AIであればこのような心配はありません。

話題性がある

以上のほかでは、採用マーケティングに活用できる点もAI採用の魅力です。AI採用を導入していることをアピールすれば先端技術を積極的に活用している企業と印象づけられます。業界によっては、応募者数増加につながる可能性があります。

中小企業がAI採用を導入するデメリット

中小企業がAI採用を導入するデメリットとして、以下の3点が挙げられます。

【AI採用を導入するデメリット】
●採用基準を明確にできない場合がある
●一定期間のデータ蓄積が必要
●応募者との接触機会が少ない

各デメリットについて解説します。

採用基準を明確にできない場合がある

AI採用を導入すると、判断基準を明確に説明できないケースがあります。AIは結果だけを示すため、どのような基準で判断したかわからないからです。経営者や担当部署から「その人物を採用する理由」を問われると説明に困るかもしれません。

一定期間のデータ蓄積が必要

AIを採用活動に導入するには、学習のためのデータが必要です。したがって、採用活動に関するデータを収集しなければなりません。基本的にはデータの量が多いほど、データが多様性に富んでいるほど、AIの精度は高まります。AI採用は導入に手間と時間がかかるといえるでしょう。

応募者との接触機会が少ない

採用活動の大部分をAIに任せると、応募者との接触の機会が減ってしまいます。接触の機会が減ると、応募者の人物像を把握しづらくなります。AIを活用する採用フェーズを慎重に選択しなければなりません。基本的にはノンコア業務を中心に活用するべきといえるでしょう。

AI採用に活用される主なツール

AI採用には様々なツールが活用されています。代表的なツールとして、以下の3つが挙げられます。

【AI採用に活用されているツール】
●web AI
●NEC HR Tech クラウド
●ShaiN

それぞれの特徴は次の通りです。

i-web AI

i-web AIはビッグデータを活用して応募者と企業のマッチング度、応募者の志望度を予測する新卒採用向け採用支援システムです。ビッグデータは、導入シェアNO.1の新卒採用者向け採用管理システムi-webが保有しているものを活用します。

最大の魅力は、プレエントリーのタイミングからマッチング度や志望度に合わせたきめの細かな対応を行える点といえるでしょう。例えば、マッチング度は高いものの志望度はそれほど高くない応募者に手厚く対応して志望度を高めるなどが可能です。志望者の行動などに基づき、10日単位で予測が更新される点も見逃せません。

i-web AIの予測精度は使えば使うほど向上します。複数年にわたり利用を続けることで、マッチング度や志望度を正確に把握できるのです。新卒採用の精度を高めたい方は、早期にi-web AIの導入を検討するとよいでしょう。

NEC HR Tech クラウド

NEC HR Tech クラウドは、人事データの分析にAIを活用するサービスです。導入する企業の特徴に合わせて学習モデルを作成し、以下の8つの業務の効率化を図れます。

【NEC HR Tech クラウドの機能】
●新卒採用マッチング
●中途採用マッチング
●適正配置
●研修提案・効果判断
●評価・報酬自動判断
●組織最適化
●リテンション支援
●レコメンデーション

新卒採用マッチング・中途採用マッチングの概要は次の通りです。

【新卒採用マッチング・中途採用マッチングの概要】
●新卒採用マッチング:エントリーシート・採用試験情報などを分析して活躍できる可能性が高い人材の採用を支援
●中途採用マッチング:エントリーシート・採用試験情報に加え前職情報などを分析して活躍できる可能性が高い人材の採用を支援

入社後に活躍を期待できる人材の採用を後押ししてくれる点が魅力です。

ShaiN

ShaiNは場所と時間を問わず面接できる世界初の対話型AI面接サービスです。最大の特徴は、AIが面接官となり人間の代わりにヒアリングを行うことといえるでしょう。AIの質問は、ShaiNが独自開発した科学的面接手法「戦略採用メソッド」に基づき行われます。採用基準を統一できるため、評価のばらつきをなくせます。応募者の回答がテキスト形式にまとめられる点、ShaiNのスタッフが面接評価レポート(評価項目はプランで異なる)を作成してくれる点も見逃せません。これらを採用後の人事配置などに活用できます。

AI採用で採用活動の効率と質を高めましょう

採用活動のどこかにAIを活用することをAI採用といいます。AI採用を導入することで、採用業務の効率を高めてコア業務に集中できる環境を作れる可能性があります。また、採用担当者による評価のばらつきをなくせる可能性もあります。導入に手間と時間はかかりますが、採用活動の効率と質を高められるため魅力的な採用手法といえるでしょう。AI採用が気になる方は、競合他社に先駆けて導入を検討してみてはいかがでしょうか。