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採用ミスマッチが起こるのはなぜ?原因と対処法を解説します

採用ミスマッチは、企業活動に様々な悪影響を及ぼします。このページでは、採用ミスマッチの概要と原因、対処法などを解説しています。採用活動前に確認しておきましょう。

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採用ミスマッチとは

採用ミスマッチは、採用活動を行う企業と求職者の間で起こる認識や価値観のズレです。認識や価値観のズレが大きいと早期離職などの原因になってしまうため、解消するべき問題と考えられています。解消のために理解しておきたいのが、採用ミスマッチの種類です。採用ミスマッチには、主に以下の種類があります。

【採用ミスマッチの種類】
●採用条件のミスマッチ:企業が提示する待遇と求職者が希望する待遇のズレ
●企業理念のミスマッチ:企業理念と求職者の考え方のズレ
●社風のミスマッチ:企業文化と求職者の性格のズレ
●仕事内容のミスマッチ:採用後の仕事内容と求職者がイメージしていた仕事内容のズレ
●職場環境のミスマッチ:人間関係をはじめとする職場環境に求職者が適応できないこと

採用ミスマッチは、企業と求職者を取り巻くあらゆる面で起こりうるといえるでしょう。採用ミスマッチが起こると、企業にどのような弊害が現れるのでしょうか。

採用ミスマッチによる企業側の弊害

採用ミスマッチが企業にもたらす主な弊害は次の通りです。

早期離職者が増える

採用ミスマッチに対処しないと、早期離職者が増加します。待遇のズレや考え方のズレなどに気づいた新入社員が、居心地の悪さを感じるからです。居心地の悪さを感じた新入社員の一部は、自分に合っていない企業に入社したと考えて離職してしまいます。

ちなみに、厚生労働省が発表している資料によると、平成29年3月に卒業した新規高卒就職者の約4割、新規大卒就職者の約3割が、就職後3年以内に離職しています。採用ミスマッチで離職した割合は示されていませんが、就職後に何かしらのズレを感じて離職した新入社員が一定数いると推測できます。採用ミスマッチは、企業に大きな弊害をもたらすといえるでしょう。

参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(平成 29 年3月卒業者の状況)を公表します」

https://www.mhlw.go.jp/content/11652000/000689481.pdf

採用・育成コストがかかる

採用ミスマッチで早期離職者が増えると、余計な採用・育成コストがかかってしまいます。早期離職者の採用コスト・育成コストが無駄になるうえ、穴埋めで人材を確保するコスト、穴埋めで採用した人材を育成するコストがかかってしまうからです。ちなみに、厚生労働省が発表している資料によると、採用方法別の平均採用コストは次の通りです。

【採用方法別の平均採用コスト】
●民間職業紹介事業者:51.8万円
●インターネットの求人情報サイトへの掲載:29.6万円
●求人情報誌への掲載:16.1万円

参考:厚生労働省「職業紹介事業に関するアンケート調査結果の概要」

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11601000-Shokugyouanteikyoku-Soumuka/0000080353.pdf

民間職業紹介事業者を2回利用するだけで、採用コストは100万円を超えてしまいます。採用ミスマッチによる早期離職は、企業に大きな経済的負担をもたらします。

従業員のモチベーション低下
採用ミスマッチは、従業員のモチベーション低下も引き起こします。不満を抱えている新入社員が周囲に悪影響を及ぼすほか、早期離職が続くと採用活動に携わった従業員の意欲も低下してしまうからです。採用ミスマッチは、無視できる問題ではありません。

採用ミスマッチが起こる原因

続いて、採用ミスマッチが起こる主な原因を紹介します。

求職者への情報提供不足

採用ミスマッチは、企業側の情報提供不足で引き起こされます。情報が不足していると、求職者はその部分に関して推測することになるからです。例えば、求人票の仕事内容に「営業」とだけ書かれているとします。企業は飛込営業のつもりで記載していても、求職者がそのように理解するとは限りません。ルート営業だと考えた求職者が採用されると、ミスマッチが起こります。

自社の良い点ばかり伝えている

自社の良い点ばかりを伝えている場合も、採用ミスマッチは起こりやすくなります。求職者のイメージと実際の労働条件・職場環境などにズレが生じやすいからです。少しでも多くの求職者を集めたいなど、採用活動に前のめりになっているときに起こりやすい問題といえます。

求職者に対する理解が不十分

求職者のことを理解できていないことも、採用ミスマッチの原因になりえます。仕事や社風などに対する適性を正確に評価できないからです。理解不足は、応募書類に書かれている経歴や実績を重視しすぎると起こりやすくなります。面接などで応募書類ではわからない情報を確認することが重要です。

入社後のフォローが不十分

入社後のフォロー不足もミスマッチの原因になりえます。新入社員が入社後に気づいたズレとそこから生じた不満を見逃してしまうからです。例えば、人間関係に不満を抱えている新入社員をフォローできず、早期離職に発展するケースなどが考えられます。

採用ミスマッチを防ぐための対処法

採用ミスマッチには、次の方法で対処できます。

自社のネガティブな面も伝える

自社の良い面だけでなく、悪い面も伝えることで採用ミスマッチを防げます。求職者が抱くイメージと実際の環境のズレを小さくできるからです。伝え方を工夫すれば、悪い面を伝えても自社の印象は悪くなりません。求職者から誠実な企業と評価されることもあります。採用活動では、求職者が知りたい情報を隠さずに伝えましょう。

求職者の考えが分かる質問をする

求職者の考えがわかる質問をすることも有効です。例えば、働きやすい環境、得意な仕事、苦手な仕事などを確認すれば自社との相性がわかります。あるいは、自社の社風、業務内容などを説明したうえで感想を求めてもよいでしょう。ポイントは、入社後に焦点を当てて、イエス・ノーでは答えられない質問をすることです。求職者の考えがわかれば、採用ミスマッチを防ぎやすくなります。

リファラル採用を実施する

リファラル採用も有効な対策といえます。リファラル採用は、社員に人材を紹介してもらう採用手法です。ポイントは、求職者が自社をよく理解している社員から社風や業務内容、待遇などの説明を受けられることといえるでしょう。イメージと現実のズレが起こりにくいため、採用ミスマッチも起こりにくくなります。

体験入社や社員との交流の場を設ける

求職者に実際の労働環境・職場環境を体験してもらうことも有効な対策です。良い点・悪い点を自分で体験することにより、認識や価値観のズレをなくせます。環境が許すのであれば、積極的に採用したい対策といえるでしょう。

内定後のフォローを十分に行う

内定後のフォローも重要な対策といえます。求職者は、内定後も何かしらのズレを感じているケースがあるからです。適切なフォローを行わないと、内定辞退につながってしまうかもしれません。密に連絡を取ることで、相談しやすい環境を整えておくべきといえるでしょう。相談しやすい環境は入社後も続くため、早期離職の予防にも役立ちます。

採用ミスマッチは企業が解決するべき課題

採用ミスマッチは、企業と求職者の間で起こる認識や価値観のズレです。放置すると早期離職につながり、採用コスト・育成コストの増加などにつながる恐れがあります。採用ミスマッチは、企業が解決するべき課題といえるでしょう。採用ミスマッチは、情報提供不足、求職者に対する理解不足などで起こります。したがって、求職者が求める情報を提供することや面接内容を工夫することなどで解消できます。あるいは、リファラル採用や体験入社なども有効です。何かしらの対策を講じたうえで、採用活動を行いましょう。

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