オンライン面接は、採用活動を行う企業にとって欠かせない取り組みになりつつあります。オンライン面接で優秀な人材を見抜く方法と面接官が注意したいポイント、おすすめのオンライン面接システムを紹介するので参考にしてください。
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加速するオンライン面接の導入
新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、採用活動にオンライン面接を導入する企業が増えています。この流れの背景にあるのが内閣府の要請です。内閣府は、新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防ぐため、オンライン説明会・オンライン面接・オンライン試験の積極的な実施を呼びかけています。
参考:内閣府「新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた2021年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請について」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_katsudou_yousei/2021nendosotu/corona_yousei.html
ちなみに、株式会社ZENKIGENが企業の新卒採用担当者556名を対象に行った調査によると、オンライン採用を導入している企業の割合は約58%です(2020年9月実施の調査)。うち85.3%が一次面接、49.4%が二次面接以降、30%が最終面接でオンライン面接を実施しています。
参考:株式会社ZENKIGEN「新卒採用におけるWEB面接利用実態調査」
https://harutaka.jp/wp/wp-content/themes/HARUTAKA/img/contact/DLhrsurvey.pdf
新型コロナウイルス感染症の流行拡大、内閣府の要請などを受けて、今後もオンライン面接を導入する企業は増加すると予想されます。
オンライン面接で優秀な人材を見抜く方法
オンライン面接を導入するにあたりよくある不安が、優秀な人材を見逃してしまうことです。対面面接と勝手が違うため、このような心配をする担当者は少なくありません。オンライン面接でも、対面面接と同じように優秀な人材を見抜くことは可能です。心配な方は、以下の点を意識してオンライン面接に臨むとよいでしょう。
トラブルへの対応力があるかを見る
オンライン面接では、ラグや切断など、予想外のトラブルに遭遇します。トラブルへのリアクションを観察することで、求職者の対応力を評価できます。予想外のトラブルが起きると採用側も焦ってしまいますが、人物評価のチャンスと考えて落ち着いて対処しましょう。ただし、予想外のトラブルは都合のよいタイミングで起こりません。対応力を確認したい場合は、事前に準備できない想定外の質問を投げかけてもよいでしょう。
人の話を真摯に聞いているかを見る
面接官あるいは一緒に面接を受けている求職者の話を聴く姿勢でも、優秀な人材を見抜けます。特に、一緒に面接を受けている求職者の話を聴く姿勢は、注目のポイントといえるでしょう。「自分の番」ではないときにどのような姿勢をとるかで、協調性や誠実さなどを評価できるからです。画面に向かって相槌を打ちながら話を聴いている求職者は、協調性があり誠実と評価できます。就職活動のライバルに対して、興味をもっている姿勢を示し、話しやすい環境を作っているからです。このような人物であれば、職場になじめる可能性が高いといえるでしょう。
細かいところまで気にかけているかを見る
オンライン面接では、画面上に表示されている身だしなみや部屋、壁紙などでも人物評価を行えます。これらを確認することで、マナーに対する意識がわかるからです。スーツがシワシワ、部屋が散らかっている、壁紙がカジュアルすぎるなどに当てはまる求職者は、マナーに対する意識が低いかもしれません。採用する場合は、マナー教育が必要になる可能性があります。ただし、マナーに対する考え方は、企業により異なります。自社の基準に照らし合わせて、評価することが重要です。
雑談力を見る
オンライン面接の冒頭などで行う雑談も、求職者の評価を行う重要なポイントといえます。リラックスした状態で話すことで、求職者の人柄を理解できるからです。また、何気ない会話の中で、求職者の本音や考え方を引き出すこともできます。さらに、会話をどれくらい盛り上げるかで、コミュニケーション能力を測ることも可能です。雑談は、オンライン面接を補う重要な会話といえるでしょう。
論理的に話すことができているかを見る
求職者の論理的思考力を評価することでも、優秀な人材を見抜けます。オンライン面接は、対面面接よりも求職者の論理的思考力を評価しやすい傾向があります。画面越しに会話をするため、非言語的なコミュニケーションを取りにくいからです。論理的思考力は、以下の3点をもとに評価できます。
【論理的思考力の評価ポイント】
●質問の意図を正確に把握している
●主張・結論を簡潔に述べている
●主張・結論の理由・根拠を示している
以上の評価ポイントを意識することで、オンライン面接でも優秀な人材を見抜けるでしょう。
オンライン面接ならではの工夫ができているかを見る
オンライン面接への臨み方でも、人物評価を行えます。求職者の準備する力を確かめられるからです。準備する力が高い求職者は、オンライン面接で自身の強みをわかりやすく伝えるためプレゼン資料などを活用するでしょう。このような人物であれば、採用後の業務もしっかりと準備をして臨んでくれるはずです。
おすすめのオンライン面接システム
オンライン面接に欠かせないのが、オンライン面接システムです。代表的な製品の特徴を紹介します。
Zoom
アメリカに本社を置くZoomビデオコミュニケーションズ社が展開するオンライン面接システムです。基本プランは無料となっています。基本プランでも、1対1のミーティングは無制限(1回のミーティングは30時間まで)、グループミーティングは最大40分まで行えます。グループミーティングを無制限で行いたい場合は、月額2,000円のプロプランへの変更が必要です。求職者はアカウント登録を必要としません。
Google Meets
Googleが提供するオンライン面接システムです。Googleアカウントがあれば、誰でも最大100人までの面接を最長60分まで無料で行えます。面接時間を延長したい場合や録画ファイルを保管したい場合などは、月額7.99ドルの有料プラン(Google Workspace Individualなど)へ変更します。Googleアカウントは、企業・求職者とも必要です。
Skype
Microsoft社が提供するオンライン面接システムです。最大100名と無料で面接を行えます。通話リンクを生成して求職者と共有するだけで面接を行える手軽さは魅力です。求職者がMicrosoft EdgeかGoogle Chromeを使用していればSkype Web クライアントが開くため、Skypeアプリをインストールする必要はありません。求職者はサインイン、アカウントも不要です。
インタビューメーカー
株式会社スタジアムが提供するオンライン面接システムです。Web説明会・Web面接・録画面接を行えるうえ、採用管理機能を備えている点が魅力といえるでしょう。基本機能を無料で利用できる無料プランのほか、Web面接、録画面接を回数無制限で行えるスタンダードプランなど、4つのプランを用意しています。求職者は専用アプリ、アカウント不要で利用できます。
面接する側もオンライン面接には注意が必要
オンライン面接は、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて普及が進んでいる新しい面接方法です。求職者だけでなく面接官も慣れていないため、面接する側もいくつかの点に注意が必要です。代表的な注意点を紹介します。
求職者の状況を確認しつつ面接を進行する
通信環境などの問題があるため、オンライン面接は対面面接よりもコミュニケーションをとりづらいといえます。したがって、求職者の状況を確認しつつ、面接を進める必要があります。重要な点は聞き取れていることを確認するなどの配慮をしましょう。
普段よりリアクションを大きくする
オンライン面接は、対面面接よりも反応をつかみづらい傾向があります。普段と同じリアクションをしていると、求職者に思いや意見を伝えられていないと思わせてしまうかもしれません。オンライン面接を円滑に進めるため、普段よりリアクションを大きくする必要があります。
雑音に注意
面接官は面接中にメモを取ることが少なくありません。オンライン面接では、パソコンでメモを取ることが多くなるでしょう。パソコンの設定によっては、タイピング音などが求職者に伝わってしまうことがあります。求職者の面接を邪魔しないように、雑音にも注意が必要です。
オンライン面接への対応を進めましょう
新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、オンライン面接を採用する企業が飛躍的に増えています。今後もこの傾向は続くと予想されます。オンライン面接であっても、対面面接と同じように優秀な人材を確保することは可能です。具体的には、論理的思考力や雑談力などをチェックすることで優秀な人材を見抜けるでしょう。採用活動で後れを取りたくない企業は、このページで紹介した内容を参考にオンライン面接への対応を進めてみてはいかがでしょうか。
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