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応募したくなる採用サイトのコンテンツ例を紹介

採用サイトのコンテンツは「求職者が求めている情報」「自社の魅力」などを求職者に伝えられる有効なツールです。この記事では魅力的な採用コンテンツとはどのようなものかについて解説します。

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求職者が求めている情報

採用コンテンツを作成する際に、どのような情報を伝えるのかを検討することは非常に重要です。

しかし、実際のところ、求職者が求めている情報と企業が伝えたい情報が異なっていることもしばしばあります。

そこで、まずは求職者が求めている情報がどのようなものなのかについて解説します。

具体的な仕事内容

求職者が最も知りたい情報の1つが仕事内容です。この場合の仕事内容とは、営業や経理など、職種だけに留まりません。

例えば、営業であれば「ルート営業・新規営業」「個人での営業・チームでの営業」など、スタイルによって業務内容や働き方は大きく異なります。

職種名だけでなく、具体的な業務内容をイメージできるように伝えることが大切です。

社員について

職場で働く社員の情報も、求職者にとって重要です。人間関係がうまくいかなければ、最悪の場合、離職につながる可能性もあります。

社員の人数・年齢層など、職場の組織構造がわかる情報を提供することはもちろん、働いている人の「人となり」がわかるような情報が提供できるといいでしょう。

また、社員について知ることで、労働環境やキャリアパスなどについてもイメージしやすくなります。

求める人物像

求める人物像も、求職者にとって重要な情報です。

会社が求める人物像やスキル、能力などが明示されていれば、応募の際の判断材料になるでしょう。

企業側としても、求める人物像を明確にしておけば、採用後のミスマッチの防止につながりますから、双方にメリットとなる情報提供になるはずです。

採用サイトのコンテンツ制作時のポイント

では、実際に採用サイトのコンテンツ制作の際に、押さえておくべきポイントを見ていきましょう。

採用サイトを作っても内容が伴っていなければ、せっかくサイトを訪問してくれた求職者が離れていってしまいます。

採用サイトは、うまく作成すれば会社の魅力やイメージを求職者に訴求できる場所です。以下のポイントを押さえて、求職者に「この企業に入りたい!」と思ってもらえる採用サイトを構築しましょう。

求職者が求めている情報を提供する

採用コンテンツでは、求職者が求めている情報を提供することが重要です。

求職者は「自分が会社で働く姿」「将来的なキャリアパス」を、より具体的にイメージしたいと感じています。「具体的な業務内容」「職場の人間関係などの労働環境」「求める人物像」「選考プロセス」などを、提示する必要があるでしょう。

また、コンテンツ制作において理解すべきことは、求職者が共通して関心があること以外にも、求職者個々で異なった関心事があるということです。

これらの関心事に応えようとすれば、提供する情報はおのずとより具体的で広範囲に及ぶはずです。

ターゲットを明確に設定する

採用サイトを作成する際には、採用したい人材ターゲットを明確に設定することが重要です。

ターゲットが曖昧なまま採用コンテンツを用意しても、求めている人材からの応募にはつながりません。必要なスキルや経験、人物像などをできる限り明確にし、採用ペルソナを設計しましょう。

例えば、出来るだけ業務に関するスキルの高い人を募集したいなら、必要なスキルやそのレベルについて、詳しく伝える必要があるでしょう。

ターゲットを明確にしたコンテンツ制作をすることで、応募数の増加やミスマッチの防止などが期待できます。

自社らしさの出し方を工夫する

「自社らしさ」を出して、他の会社と差別化する工夫も重要です。

採用サイトは大手企業も含めて、多くの企業が作成しています。求職者もインターネットの普及で、簡単にさまざまな企業の情報を得られる時代になりました。

そのような環境で、募集要項や労働条件、会社紹介など通り一遍の採用サイトでは、他社との差別化はできず、埋もれてしまう可能性もあります。

例えば、以下のようなコンテンツは「自社らしさ」を求職者に伝えるのに有効です。
●写真・動画コンテンツ(会社の雰囲気や仕事の様子を伝えられる)
●社員紹介やインタビューコンテンツ(先輩社員の生の声が聞ける)
●1日の仕事スケジュール(具体的な働き方のイメージがわく)

まずは「自社らしさ」とはなにかを明確にして、魅力を伝えやすいコンテンツを選択できれば、求職者により訴求力の高いサイトを構築できるでしょう。

応募したくなる採用サイトのコンテンツ例

では実際に、求職者が応募したくなるコンテンツとはどのようなものでしょうか。

ここからは、魅力的なコンテンツを掲載している具体的な企業事例をご紹介します。

本田技研工業株式会社(HONDA)

まずはじめは、本田技研工業株式会社(HONDA)の採用サイトです。

本田技研工業株式会社といえば、やはり車やバイクです。

サイトを訪れると、TOPページで大きく映し出される車やバイクの疾走シーンに惹きつけられます。

自社の主力コンテンツである車やバイクの動きが、社員の活き活きとした姿や町並み・自然へとつながる映像は、自分が働く姿や社会とのつながりを連想させ、求職者に魅力的に訴えかけます。

自社の魅力を、動画というコンテンツで表現した素晴らしい採用サイトです。

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント

次にご紹介するのは、「株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント」です。

「世界を君がおもしろくするんだ!」という、求職者に訴えかけるようなキャッチコピーと、色とりどりに変化するインパクトあるファーストビューが印象的です。

スクロールしていくと、企業メッセージや実際に働く社員の表情などのコンテンツが並びます。

更にスクロールすると、原始からのエンタメの歴史が、社員の顔写真とともに動きあるコンテンツで紹介されており、エンターテインメントを担う企業の特色を全面に打ち出した採用サイトになっています。

自社の特徴を前面に押し出しながらも、求職者のユーザビリティを兼ね備えた採用サイトと言えるでしょう。

株式会社ぐるなび

次は、「株式会社ぐるなび」です。

ぐるなびといえば、多くの人が知っているグルメ検索サイトです。採用サイトもイメージそのままに、同社のアイコンである「ぐ」マークがポップなイラストで町並みに並びます。

サイト上を移動する「ぐ」マークは、カーソルを合わせるとすべて社員紹介になっています。それ以外にも、サイト全体を通して、働く社員にフォーカスを当てた構成になっています。

実際に働く社員の表情やインタビューコンテンツは、求職者が会社で働く姿をイメージしやすく、訴求力の高いコンテンツといえるでしょう。

日清食品株式会社

「日清食品株式会社」の採用サイトは、CMなどの世界観を引き継いだような、特徴的なフォントとアニメーションデザインが特徴です。

CMなどで既視感のある統一されたデザインは求職者にとってなじみやすく、親近感やワクワク感を想起させます。

サイトコンテンツの内容は、理念や精神などから始まり、職種や環境、社員インタビュー、募集要項と、求職者が気になる情報が流れるように掲載されています。

必要な情報が順に得られるベーシックなサイト構成と、なじみがありポップなデザインは、歴史の長い同社の魅力を十分に伝える採用サイトになっています。

株式会社良品計画

「株式会社良品計画」の採用サイトは、誰もが知る無印良品のシンプルさや、白黒のロゴカラーなど、無印良品らしさを感じられるデザインです。

ファーストビューだけで、会社の雰囲気や企業が求めている人材が明確に伝わるコンテンツといえるでしょう。

社員紹介では、数多くの社員が次々にスライド表示され、自社製品に例えたメッセージが浮かびます。思わず読んでしまいたくなるような、興味を引くコンテンツです。

自社の魅力を求職者に伝える採用サイトを作ろう

採用サイトは、上手に活用することで自社の魅力を求職者に余すところなく伝えられる有能なツールです。

採用サイトを通じて求職者に必要な情報や会社の魅力を伝えられれば、採用活動はより効率的になり、求職者の不安解消、入社後のミスマッチ防止にも貢献するでしょう。

なかなか思うような応募者が集まらないという企業は、採用サイトの作成を検討してみてはいかがでしょうか。